というように10月も中旬をすぎると一気に冷え込む日も出てきて床暖の開始に迷われる方も多いと思います。
一条工務店の全館床暖房は稼働を開始してもすぐに室温が上がるわけではありません。
なので何かを基準にして床暖房を稼働したくなりますよね。
それが一番簡単で分かりやすいかもしれません。
関連 一条工務店:床暖房の開始時期を天気予報の最低気温から予測する方法
この方法はあくまで「室温」に関して考えた場合の予測方法であり室内でスリッパや靴下を履く人向けかなとも思います。
一方でこの時期は室温はそれなりなのにちょっと寒いなと感じる事はありませんか?
その寒さの原因は足元の寒さではありませんか?
この記事をご覧頂くと
- 寒さを感じるフローリングの表面温度
- 床暖房の稼働でどれだけ暖かくなったか?
- エアコン暖房との電力比較
など室内で裸足で過ごす方がいつ床暖房を初めたら良いのか?やその稼働のポイントが分かるようになっております。
床暖房稼働のきっかけはフローリングの冷たさ
床暖房を稼働しようと思うきっかけは様々あると思います。
- 室温が下がってしまう
- 外が寒いからなんとなく
- 室温は寒くないけど何となく寒く感じてしまう
- SNSなどで周りが付けだしたからなんとなく
など色々でしょうか。
我が家では屋内ではスリッパや靴下を履かず1年を通して素足で生活をしています。
週間天気予報の最低気温などから床暖房の稼働開始時期を予測する方法はお伝えしました。
関連 一条工務店:床暖房の開始時期を天気予報の最低気温から予測する方法
これは足元の寒さに関係がない室内でスリッパや靴下を履く方への予測方法かもしれません。
しかし我が家のように室内で裸足で過ごす方。
そんな方にはフローリングの体感温度はもっと簡単な判断ポイントなのかもしれません。
こちらは床暖稼働前のフローリング面の表面温度です。
フローリングの表面温度を計測してみると
- 夏→24℃台
- 秋→21℃台
というように暖かい時期に24℃台あった表面温度が秋の冷え込みにより21℃台まで落ちていました。
また一番冷え込む玄関ホール部分に関しては20.6℃と更に低い表面温度です。
改めて家全体のフローリングの表面温度を見てみましょう。
全体的に見ても
- 土間のある玄関ホール
- 陽当りの悪い北・東側エリア
の温度低下が顕著です。
またそれに隣接するキッチンエリアも低めに推移していると思います。
床暖房稼働によりどれだけフローリングが温まったか?
足元の冷たさというのは室温に関係なく寒さを感じる場所になります。
頭寒足熱なんて言葉があるように、頭部を冷やし足元を温める事は健康に良いとされています。
その足元の体感温度に大きな影響があるフローリングの表面温度。
床暖房を稼働してからのフローリング面の表面温度はどのように変わったでしょうか?
- 22:00 30℃床暖稼働開始
- 07:00 26℃設定→ほぼ待機状態
- 21:00 24℃にて床暖再稼働
というように
- 夜間に一度暖めて
- 昼間は待機状態でちょっと冷えて
- 翌日夜に再稼働する
までのフローリング表面温度の推移です。
使用機材はこちら
お手軽に手に入る放射温度計です。
大まかな表面温度の推移ではありますが
- 21℃台からスタート
- 床暖房30℃設定で朝には25℃近くまで上昇
- 床暖房26℃設定で夕方に22℃台まで下降
という事になりました。
23℃台が理想ではありますが22℃台あると何とか足元に寒さを感じないんですよね。
一度冷え込んでしまったフローリングを温めるにはそれなりの熱量が必要になります。
これが床暖房で家全体が暖まるまで2~3日かかるという理由です。
一方でフローリングの表面温度を上げるだけであれば一晩というか数時間あれば十分です。
エアコンでは暖まらない足元の冷たさ
床暖房を開始する時期というのは一般的に
- 外気が冷え込んでくるが室内が寒くて過ごせないというほどではない
という何とも微妙な時期だと思うのです。
もちろん服装は秋から冬仕様に変わることが前提です。
一時的に寒くなる時期に関してエアコン暖房で過ごすのも良いでしょう。
仮にRayエアコンを
- 暖房モード
- 26℃
- 風量弱
で稼働した場合に掛かる消費電力はこのようになりました。
瞬間的というか稼働してから暫くはおよそ961Wという高い消費電力を示しました。
私はエアコン暖房がここまで電力を消費するとは思っていませんでした。
しかしエアコン暖房を使ってもそれは部屋の上部だけが温かい状態です。
足元の暖かさは依然としてあまり変わらない状態では無いでしょうか?
特にも採用される方の多い吹抜けなどがある部屋については暖まった空気は上へと上がってしまいます。
エアコンなどの局所暖房の場合はシーリングファンやサーキュレーターなどを使わないと室温は均一になりません。
それは皆さんが一条工務店の家に住む前の家と同じ状態ではないでしょうか?
裸足派も多い一条工務店ユーザー
靴下を履いたりスリッパなどを常に履かれているお宅は良いと思います。
しかし一条工務店の家にお住まいの方は裸足で過ごされる方も多いのではないでしょうか?
全館床暖房により基本的に家中の床が冷たくないために裸足で過ごしても全く寒くないからです。
だからこそフローリングの表面温度からくる足元の寒さ温かさが体感において大きな影響があるのだと思うのです。
まずはこのスリッパや靴下を履くか、裸足かでこの体感温度にはかなりの違いが出ることでしょう。
暖かければ床暖房は動かないだけ
このようにエアコン暖房は不均一ながら室温を上げる効果はあります。
一方で体感の寒さに大きな関係がある足元を温める事は出来ません。
その点で床暖房は足元だけを温めることが出来ますから秋から冬への初期暖房としては逆に優秀なのではないか?と思うのです。
しかしこんな事を考える方も多いはず。
何もしないよりはもちろん電気料金掛かりますよ。
でも床暖房は設定温度に達した後はほぼ稼働を停止しますので電力消費はそこまで大きくないんです。
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という事で秋から冬にかけてのこの中途半端な季節。
- 室温はまだ暖かい
- けどフローリングが冷えて足元が冷たく感じ始めた
という方は床暖房を稼働してフローリング面を暖めていただければと思います。
まだこの時期は設定温度を上げて一気に暖めるなどはしなくても良いと思いますよ。
寒さが厳しくなってきた時には改めてしっかりと設定温度を上げてやり室温が上がるまでの稼働をさせてやると良いと思います。
床暖房の設定マニュアル公開してますよ♪
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