床暖房の効いたフローリングや畳などに布団を敷いて寝ると、暑くて寝れないという問題があります。
しかし今回紹介するアウドドア用の断熱マットがあるとどうでしょう。
例えばリビング続きの和室などで
- 来客が寝る
- 病気の際に1人で寝る
- 子供がお昼寝する
などの際に優れた断熱性能で布団へ熱を伝えず、床暖房の設定温度を下げなくても快適に睡眠ができるんです。
こちらの記事では
- 床暖房で布団を敷いて寝れないしくみ
- 熱を通さない断熱マットの紹介
- 敷くだけではダメ!使用上の注意点
を中心に、1枚あると便利な断熱マットを紹介します。
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一条工務店の床暖房は暖かくない
一条工務店さんの床暖房は、ホットカーペットのようにフローリングが過度に熱を持つようなものではありません。
よく誤解されたお話を耳にしますが、実際に体感された方はその違いをよくご存じの事でしょう。
- 床が「×暖かい」→「〇冷たくない」
- 室内が「×暖かい」→「〇寒くない」
この表現はきっと、実際に体感してみないと分からないと思います。
しかし家のどこでもどんな場面でも快適な訳ではありません。
例えば布団を敷いて寝る際に、何も対策をしないと寝苦しく快適な睡眠は得られないでしょう。
一条工務店の床暖房のしくみ
一条工務店の床暖房は、ホットカーペットのように床自体が大きな熱を持つものではありません。
一条工務店の床暖房は、足元が冷たくなく自然と暖かさが伝わってくる「ふく射熱」を利用した暖房方式です
床からのふく射熱が空間を暖めて、その熱を逃がさない断熱性能が家全体を暖めてくれます。
その際に布団などを敷いていても、その熱を遮断することはなく床暖房の効きには影響はありません。
しかしふく射熱が伝わる過程で布団の保温性から熱をため込み、布団の中が暑くなってしまうんです。
これが床暖房で布団を直に敷くと寝苦しくて快適に寝られない仕組みです。
関連 一条工務店の床暖房はフローリングや畳に布団を敷くと暑くて眠れない
床暖房でも布団で寝る為の対策
床暖房で畳やフローリングに布団を敷いて寝る場合に、
- 熱を通さない厚めのマットレスを使う
- 床暖房の設定温度を下げる
- 床との空間を作るすのこベッド等を使う
などの選択肢があります。
もちろん普段から使う寝室であれば対策も簡単でしょう。
しかし採用される方の多い「リビング続きの和室」などの場合はどうでしょう?
多くの場合が
- 来客の人が寝る
- 病気の際に1人で寝る
- 一時的にお昼寝する
などの一時的な用途で使う場合が多いと思います。
その際には臨時的な用途だからこそ
- 置き場所に困る厚めのマットレスは用意できず
- リビング全体が寒くなるので床暖房の設定を下げられない
という状況に陥ってしまします。
普段から寝る部屋であれば色々と対策は立てられます。
しかし臨時用だからこそ、普段は小さく保管が出来てかさばらず断熱性に優れたマットがあると凄く役立つんです。
おすすめの断熱マットレス Zライトソル
今回紹介するのはアウトドア用の断熱マットです。
- THERMAREST(サーマレスト)社製
- Zライトソル
- レギュラーサイズ
183×51×2(cm) - シルバー/レモン
アウトドア用なので1人用でも幅が51cmしかありません。
一般的なシングル布団を考えると、2枚繋げると布団を丸々カバーできます。
2枚並べて敷くとこのようなサイズ感になります。
表面にはこのような凹凸があり、そのまま寝ても全く不快感はありません。
むしろ耐圧分散のお陰なのか体が痛くない。
そもそも地面の状態が悪い場所で使う事を想定しているアウトドア用のマットです。
寝心地には全く異論はありません。
我が家ではインフルエンザなどの際には子供部屋に隔離されて寝るのですが、床暖房の設定温度が30℃でも暑苦しくもなく寝る事が出来ます。
サーマレスト Zライトソルを使いこなすポイント
今回紹介しますZライトソルというアウトドア用のマットレス。
私は詳しくないのですが、アウトドア用としては類似品が出るような立ち位置の人気マットのようですね。
このマットですが、届いて適当に布団の下に敷いて良いわけではありません。
効果を実感するには何点か気を付けたい点があります。
アピールポイントと共に紹介してみましょう。
アルミ蒸着面で熱を跳ね返す
私の買ったZライトソルのカラーは「シルバー/レモン」です。
サイズ展開は長さが130cmのスモールと180cmのレギュラー。
- スモール:シルバー/レモン
- レギュラー:シルバー/レモン・シルバー/ブルー
の2色展開ですが、いずれも片面がシルバーになっています。
このシルバーの面がアルミの粉を吹き付けたアルミ蒸着面(断熱面)になります。
一般的なアウトドアで使う場合にはシルバーの面を上にして、自分の体温をアルミ蒸着面に反射させて熱を逃がさない構造です。
しかし布団の下に同じように使用すると、布団の熱がこもって寝苦しくて寝られません。
フローリングや畳からの床暖房の熱を反射して布団が暑くなるのを防ぐのが今回の目的です。
使用する際にはシルバーのアルミ蒸着面を下にして使用しましょう。
安価な断熱マットとは段違いの寝心地と断熱性
断熱マットというと、ホームセンターなどのアウドドアコーナーでこんな物が売られていると思います。
さすが安価なだけあり、使い心地は雲泥の差です。
寝心地も固く、フローリングに敷くと長時間は痛いです。
一方Zライトソルは凸凹が耐圧を分散してくれるのか、安定した寝心地を維持してくれます。
折りたたんで保管の邪魔にならない
もともとアウトドア用のマットレス。
小さく折りたたんで持ち歩く前提なので、最小限のスペースで保管が可能です。
折りたたんだ際のサイズは
- スモール :51×14×10cm
- レギュラー:51×14×13cm
と長さによって厚みが変わるものの、四角く保管しやすいです。
先ほどのこのタイプの断熱マットとは畳んだ時の大きさが段違いです。
また丸めるタイプの断熱マットは
- 保管時に転がり落ち着かない
- 広げた際に丸まってすぐに使いにくい
というデメリットがありますが、Zライトソルにはそれがありません。
ハンガーポール付きの棚板の上などにも転がらずに収納しやすいです。
ZライトとZライトソルの違い
「Zライトソル」を通販などで検索すると、「Zライト」や「Zシールド」なども目に留まると思います。
こちらのシリーズを簡単に説明すると
- Zライトソル
→アルミ蒸着有(断熱性〇) - Zライト
→アルミ蒸着無(断熱性△) - Zシールド:薄めの簡易マット
という違いがあります。
床暖房の遮熱目的であれば「Zライトソル」を選択しましょう。
普段のアウドドアで使用する分には、こちらのZライトで十分かもですね。
丸めるタイプのリッジレストシリーズ
またパタパタと畳む「Zライトソル」ではなく、丸める「リッジレスト」シリーズもあります。
リッジレストシリーズも
- リッジレストソーライト
→アルミ蒸着有 - リッジレストクラシック
→アルミ蒸着無
の2タイプがあります。
丸めるタイプでも良いよ!という場合にはリッジレストシリーズでも良さそうですね!
床暖房でも布団で快適に寝れるおすすめ断熱マットのまとめ
一条工務店の床暖房では、畳やフローリングに布団を敷いて寝ると寝苦しさを感じてしまいます。
主寝室など毎日寝る場所で布団を使う場合は
- 床暖房のタイマー設定を調節する
- すのこベッドや厚手のマットレスの使用
- 設計時から床暖房エリア設定を検討する
などの対策が必須になります。
一方で来客時や緊急時に布団を使う場合には、難しい場面も多いでしょう。
そんな時の為に断熱マットレスがあると、床暖房の設定そのままに快適に布団で睡眠を取ることができます。
- リビング続きの和室に客人が泊まる方
- 子供が和室でお昼寝などされる方
- 冬を迎えて病気の際に寝る可能性がある方
シングル布団の下に敷く為に1~2セット、準備してみてはいかがでしょうか?
↑パタパタと畳んで四角になるタイプ
↑クルクルと丸めるタイプ