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無印良品のサーキュレーターは大小どっちを選ぶべきか?




無印良品のサーキュレーターは大小どっちを選んだらいいのかな?

こんな事でお悩みの方も多いのではないでしょうか?

無印良品にはサーキュレーターが2タイプあります。

呼び名は色々ありますが簡単に言うと「大きいタイプ」と「小さいタイプ」ですね。

2018年に「小さいタイプ」のサーキュレーターがモデルチェンジしカタログスペックではかなりの改善になっています。

一方でカタログスペックからは見えない点も多いのですよね。

今回は実際に使ってみての感想から

  • デザインやサイズの違い
  • 風の心地よさ違い
  • 風の直進性の違い
  • 風の範囲の違い

などを比較することにより用途に応じてどちらのタイプを選んだら良いのか?を提案してみたいなと思います。

この記事を見ていただくと自分の用途に応じてどちらを選んだら良いのかが分かると思いますよ!

個人的には設置スペースの問題がなければ基本的に大きいタイプをおすすめしたいです。

無印良品のサーキュレーター

AT-CF26R-W 低騒音ファン・大風量タイプ

AT-CF26R-W

こちらは「大きいタイプ」のサーキュレーターになります。

サーキュレーター(低騒音ファン・大風量タイプ)・ホワイト
無印良品

大風量でありながら弱運転時にはDCモーター機種に匹敵する省エネ性能を有しています。

一般的なサーキュレーターに比べて首振り機能やタイマー機能はありません。

一方でサーキュレーター本来の空気を送り出して撹拌させるという基本機能に忠実であります。

デザイン面からもどんな部屋に置いても違和感のないところが特徴ですね。

タイマー機能が無いこととスイッチが簡易ダイヤル式であることで細かな運転制御が出来る点も注目です。

関連 無印良品のサーキュレーターとタイマー式コンセントを使って全館冷房の効率アップ!一条工務店の家と好相性でおすすめの逸品。

MJ-CF18JP-W 低騒音ファン

MJ-CF18JP-W

こちらは「小さいタイプ」のサーキュレーターになります。

2018年にモデルチェンジし低騒音・省エネ性能・風量の面で大幅な改善がなされました。

旧タイプとの違いはこちらの記事で紹介しております。

関連 無印良品の新型の小型サーキュレーターを実機レビュー!旧型と比較してみた(MJ-CF18JP-W)

実際に使ってみると風の「質」はかなりマイルドな感じで風当たりが柔らかくなった印象がありますね。

一方でその「風当たりの柔らかさ」からなのか風量が大きくなっているはずなのに風をあまり感じられない。

体感ではサーキュレーター本来の風の直進性には個人的に疑問を持つ結果になりました。

デザイン・サイズ・設置スペースの違いは?

それでは実際に2機種の違いを紹介してみたいと思います。

デザインやサイズの違い

まずは全体的なデザインやサイズの違いを比べてみましょう。

無印良品サーキュレーター大小

全体から見たサイズは

  • 大きいタイプ
    幅33.1cm×奥行25.8cm×高さ37.6cm
  • 小さいタイプ
    幅28.4cm×奥行22.8cm×高さ29.7cm

となっています。

無印良品サーキュレーター大小違い

前面からみると大きさの違いがよく分かりますね。

高さ方向に大きな違いがあります。

無印良品サーキュレーター大小違い

側面から見ると奥行方向にはそこまでの差を感じませんね。

無印良品サーキュレーター大小違い

裏面から見ると風量調節ダイヤルなどは同じ様なデザインになっているようです。

無印良品サーキュレーター大小違い

本体上部には取っ手部分があり持ち運びの際に手を掛けやすくなっています。

設置に必要なスペース

サーキュレーターをどこかに置いて使おうと思った場合には周りにスペースも必要になってきます。

無印良品サーキュレーター大小違い

本体を斜めにして使ったりすることを考えると

  • 大:45cm×45cm
  • 小:35cm×35cm

程度のスペースは確保しておいたほうが良さそうです。

実際に部屋に置こうと思った時に必要なスペースは本体サイズとは違うという事ですね。

それでは実際に部屋に置いた場合にどんなサイズ感なのかを紹介したいなと思います。

LDKなどの広い部屋や空間

無印良品サーキュレーター大小違い 無印良品サーキュレーター大小違い

LDKの同じ場所に大小のサーキュレーターを置いてみました。

広い空間で空気の撹拌を含めて使うことを想定すると置き場所にもよりますがサーキュレーターの大きさはあまり気にならないかなと思います。

むしろ大空間でのサーキュレーター本来の「空気を撹拌する」という目的から考えると小さいタイプでは力不足かもしれませんね。

広い空間で使う際には出来るだけ「大きいタイプ」を使ったほうが良さそうだなと感じます。

設置スペースが限られた場所の場合

一方で限られた空間で使用する事を考えた時はどうでしょうか?

先程も紹介したとおり実際に部屋において使う際に必要なスペースとカタログスペックのサイズは異なります。

無印良品サーキュレーター大小違い

限られた空間で使う場合にはそこまで大風量も必要ありません。

設置スペースなどを考えると小さいタイプを選んだほうが無難かなと思います。

特にも高さ方向への圧迫感を強く感じますね。

扇風機として風の心地良さは?

本来の用途とは違いますがサーキュレーターはしばしば扇風機の代用品として語られますよね。

ここではその風の質や心地良さについて触れたいと思います。

風の質とは?

扇風機にもお値段により上から下まで様々なタイプがあると思います。

お値段の差はDCモーターとACモーター機種で大きくお値段差が出ますよね。

今回はDCモーター機種はお値段が違いすぎるので考えずにいきましょう。

一方でACモーターの機種でいうと下位機種と上位機種には明確に風当たりの差が出ます。

  • 下位機種:1,000~3,000円程度
  • 上位機種:7,000~10,000円程度

お値段は大まかな感じで考えて頂けるとと嬉しいです。

このクラスの差はもちろん機能面による所もありますが多くは

  • 羽根の形状
  • 羽根の枚数
  • 羽根の大きさ

などにより明確に風当たりが変わってくる機種も多いです。

上位機種は風当たりが柔らかく風に当たっていても不快感を感じない物が多いですよね。

風当たりは次第点の「大きいタイプ」

個人的な感覚でいうと無印良品の「大きいタイプ」のサーキュレーターは風当たりが柔らかい方であると感じます。

普段から人が風に当たることを前提にした場合に使うのは弱運転かなと思います。

その弱運転では少なくとも1,000~3,000円程度の下位機種よりは心地良い風に感じます。

「大きいタイプ」のサーキュレーターは比較的大きな空間で使われる事も多いですよね。

そのために人が風に当たる際もある程度の距離を保っている事が多く、余計に柔らかさを感じるのかも知れません。

無印良品サーキュレーター大小違い
私も夏期はこの3メートルほどの距離で「大きいタイプ」のサーキュレーターの風を浴びながら記事を書いています♪

より心地良さを追求した「小さいタイプ」

一方でこちらの「小さいタイプ」のサーキュレーターは「大きいタイプ」よりさらに風当たりが柔らかく感じます。

これは2018年にモデルチェンジを行い羽根などの形状を改善したところが大きいのかなと思います。

関連 無印良品の新型の小型サーキュレーターを実機レビュー!旧型と比較してみた(MJ-CF18JP-W)

こちらのレビュー記事でも紹介しましたが近距離で風を浴びるとその質の違いに驚きます。

これは無印良品さんがサーキュレーターを扇風機の代わりとして使う人が多いことからより扇風機のような「心地よさ」を追求した結果なのでしょうか?

先程の「大きいタイプ」と同じ位置で使用すると風の質というよりは風の量が少なく感じます。

ただしこれは全く風を感じない訳ではありません。

本当に微風ではありますが「風らしさを感じない」という点では自然に近いものなのかもしれませんね。

風の直進性は?

サーキュレーターの本来の用途は

  • 室内の空気を撹拌する
  • 大量の空気を送り込む

というものであることを忘れてはいけません。

ここではどれだけの風を送り込めるのか?と直進性として比較してみたいと思います。

とはいえここでは「小さいタイプ」の直進性が無いことを紹介したいのがメインになるんですよね。

小さいタイプのサーキュレーターが新型になった際に旧型と比較をさせて頂きました。

関連  無印良品の新型の小型サーキュレーターを実機レビュー!旧型と比較してみた(MJ-CF18JP-W)

ここで特に驚いたのが「風の直進性」が失われているのではないか?と感じたことでした。

新型への改良により5メートル離れた場所では弱・中運転においてはほとんど風を感じることは出来ませんでした。

強運転でまともに風を感じられる結果。

確かに風が出ていることに変わりはないのですが

  • 室内の空気を積極的に撹拌させる

という用途においてはむしろ劣化した印象を受けます。

実際に締め切った部屋などで実験をしたものではなく、個人的な風の感じ方からの感想である点は考慮すべきかとは思います。

実際にサーキュレーターを置くスペースの問題や必要な風の量が少ない場合は良いと思うのです。

一方で本来のサーキュレーターとしての役割をしっかりと果たしたいのであれば選択肢は一つ。

「大きいタイプ」のサーキュレーターを選択すべきでしょう。

風の範囲は?

これはそもそも比べるのが変な話ではあるんですけどね。

無印良品サーキュレーター大小違い

2種類のサーキュレーターのグリル部分の直径といいますか。

風を送り出す部分には9センチの差があるんです。

単純に風が押し出される範囲に違いがあると言うことですね。

なので先程の風の直進性などでも紹介しましたが遠い場所から風を当てようと思うと「小さいタイプ」では余計にピンポイントで位置調整が必要になります。

この事からもやはり「小さいタイプ」は近距離での仕様を前提にしているのかな?と感じます。

大小どっちを選ぶべき?

それではどのような方がどちらのタイプのサーキュレーターを選ぶと幸せになれそうなのかをまとめてみたいと思います。

小さいタイプを選ぶべき場合

ここまで比較してきた中でのポイントを紹介しますと「小さいタイプ」を選択すべき方は

  • 扇風機代わりに風を浴びる方
  • 設置スペースが限られる方

でしょうか。

大空間での空気の撹拌性能や直進性能には疑問が残りますが、小さいタイプの風当たりの柔らかさは確かなものです。

本来のサーキュレーターの用途とは異なります。

それでも需要として多そうな「扇風機の代用品」を兼ねてサーキュレーターを使われる方はこちらの「小さいタイプ」を選択した方が良いでしょう。

一般ユーザーの用途はこちらの方が多いのかも?

下方向に使うの場合は小さいタイプを

ひとつだけ「小さいタイプ」でしか対応出来ないこと。

それは風向を調節する際に下方向に向けて使用できるということです。

無印良品サーキュレーター大小違い

サーキュレーターは通常の横から上向きまで0~90度の可動範囲はあります。

無印良品サーキュレーター大小違い

一方でマイナス角度で下方向に向かって風を送り出すことが出来るのは「小さいタイプ」だけになります。

サーキュレーター下向き

スイッチの操作方法などは要検討になりますが、このように脱衣所などで壁掛け扇風機の代わりとして上方向から風を送り出す場合。

このようなシチュエーションでは「小さいタイプ」でなければ用を成さないででしょう。

サーキュレーターでの風の撹拌計画で下方向に風を送りたい場合も「小さいタイプ」しか選択肢が無さそうですね!

基本的には大きいタイプを選びたい

一方で「小さいタイプ」で紹介した用途を除いた場合には基本的に「大きいタイプ」を選択した方が良いと感じます。

本来のサーキュレーターの用途である

  • 室内の空気を撹拌する
  • 大量の空気を送り込む

という作業において確実に仕事をしてくれます。

また常用するであろう弱運転においてその静音性と風の直進性。

これらを考えてもいわゆる扇風機代わりとしても十分に用途を果たしてくれそうです。

特にも広い部屋で距離がある場所から風を感じたい場合などは「小さいタイプ」よりも良さそうですね。

全館冷房には大きいタイプを

我が家ではエアコン1台で全館冷房をしています。

エアコンの設置位置をしっかりと計画できた方は良いのですが一般的には冷たい風に悩まされる方が多いことと思います。

その際に我が家では「大きいタイプ」のサーキュレーターを斜め下からエアコンの吹出口に当てることで冷たい風を撹拌しています。

サーキュレーター風除け

この場合に試しに小さいタイプのサーキュレーターで実践してみるとその風の遮り方に大きな違いがあるのが分かります。

物理的にグリル部分の直径が違うのですから当然ですよね。

その他にも1階で除湿し空調管理された空気を2階などに送り込む際にも「小さいタイプ」では完全に力不足だと思います。

全館冷房に使う場合には「大きいタイプ」1択になります。設置場所やコンセント計画などをしっかりと練りましょう。

まとめ

無印良品のサーキュレーターですが結論から言うと

  • 扇風機代わりに風を浴びる方
  • 設置スペースが限られる方

のみ「小さいタイプ」を選び、その他の方は「大きいタイプ」を選んだほうが良いのではないか?

というのが私の結論になります。

いずれも「省エネ性能」や「静音性」に関してはACモーター機種とは思えない性能となっていると思います。

一方でその利点を享受できそうなのは「弱運転」の時のみ。

室内の空気を撹拌するなどのサーキュレーター本来の使い方をするのであればその力を存分に発揮できる「大きいタイプ」を選ぶべきではないかと思います。

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まぼこmaboko
福島県で2016年に一条工務店で新築を建てました。 家づくりに関わった時に身に着けた知識を皆さんにお伝えします。全館冷房や全館床暖房の暮らし方など、多数の間取り相談に応じています。

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