今回は家の収納として人気のある自在棚について紹介してみたいなと思います。
自在棚とは壁に設置したレールに自分で好きな位置に棚板を設置できる大変使いやすい収納になります。
自在棚に関してはその方法や種類が沢山ある訳です。
我が家で建築をした一条工務店で選択できる自在棚は棚板の両脇にレールを設置するタイプの自在棚になります。
この自在棚に収納するものは人それぞれかと思いますがそれぞれ耐荷重などもあります。
そのためにレールを設置する場所にはそれなりの補強が必要になります。
さて一条工務店さんではどのような壁補強の方法がとられているでしょうか?
壁補強だらけの我が家
我が家は壁補強の範囲がそれなりに広いと思います。
これは今回メインの話題である自在棚の為の物ではありません。
そしてこれから紹介する写真は上棟して直ぐに撮影したものです。
トイレの壁補強
こちらのトイレは介護用の手すりなどをどこにでも取り付けられるように全面を壁補強しました。
家の内壁は基本的に断熱材などもありませんので空洞になっています。
その為に音も響きやすいですよね。
この壁補強が若干でもトイレの防音になってくれれば良いなという願望もあります。
子供部屋のクローゼットの壁補強
子供部屋の三枚扉で仕切った収納&ロスガード部分も補強済みです。
ちょうどトイレの裏面になりますね。
こちらも収納内に後付で棚などを設置出来るように壁補強をしました。
キッチンの壁補強
こちらはちょっと細かいのですがキッチンのこの部分、このちょっとの為に壁補強しました。
本来は窓の部分まで壁補強になるのですがもちろん窓部分には壁補強は出来ませんので面積的にお金を損していることになります。
こちらはカワジュン(KAWAAJUN)のハンガーポールとハンガーレールを設置するためだけに壁補強をしました。
脱衣所の壁補強
こちらは脱衣所の洗濯機置き場の両脇の壁になります。
どちらも特注のタオル掛けを設置するためにセラールの下地として壁補強しております。
緑の枠で囲った部分の断熱材がかなり大胆に削られてたので不思議に思ってたのですがこれはエアコンの隠蔽配管を設置するために削られたものでした。
服を脱ぐだけではなくランドリースペースとして考えられた脱衣所の紹介はこちら!
壁補強のまとめ
このように一条工務店さんでオプションとして壁補強をお願いすると基本的には全てHRDと呼ばれるフィリピンの工場で補強が終わった状態で運ばれてくるようです。
外壁も内壁も関係ありません。
これらの補強位置にスイッチやコンセントが計画されている場合は全て図面どおりに穴が開けられてきます。
よって細かい位置指定をしたい場合には折角の壁補強が穴だらけなどという事になりかねません。
図面上で壁補強されば場所にスイッチやコンセントを配置する場合には注意が必要でしょうか。
自在棚レール用の補強はどうする?
さて自在棚というオプションがありますよね。
主にレールと棚板のセットで棚板の枚数によってお値段が追加されていきます。
結構なお値段がするのでDIYで取り付けようと計画する方も多いと思います。
レールには補強が必要?
自在棚はその重さに耐えられるようにレールを設置する部分には補強などが必要になります。
補強が必要という意味は一般的な壁の材料である「石膏ボード」にそのまま設置出来ないという事です。
石膏ボードって弱い材質ですからね。
なのでベニヤを貼って壁補強をしてあるか0.5マスおきにある家の構造体に設置する必要が出てくるわけです。
補強にかかる料金は?
先程紹介しました壁補強は色々な用途があって補強をした場所になります。
しかし一条工務店さんで自在棚を設置する場合には特別に壁補強をする必要はありません。
これは自在棚の施工料金にレールを設置する場所への壁補強代が入っているからです。
DIY予定の方は注意したい料金の差
一条工務店さんで設置する自在棚は大工さんの施工費用なども入っていますので単純な部品代だけを見ると割高に思う方も多いようです。
実際にホームセンターなどに行くとレールなどをもっと安価に購入することが出来ます。
その為に自分で取り付けたい!という事でオプションの自在棚を設置しない方も多いようです。
しかし自在棚を設置するレールの場所によっては壁補強が必要になるわけです。
取り付け予定の場所にちょうど家の構造体があれば良いのですが場合によっては壁補強が別途必要になるわけですね。
よって単純に自在棚だけの料金差ではなく壁補強を含めるともっと安価に取り付けられる事になるということですね。
実際に作業するシチュエーションを考える
自在棚というのはまさに収納に使うものですよね。
自分で作業すればいいやとお思いの方はこんなシチュエーションをお考えでしょうか?
- バタバタと引っ越しをする
- 前日からの準備と引っ越しでグッタリ
- 物が溢れているのでとりあえず収納に入れたい
- でも自在棚を設置予定の場所に棚はない
- 物を収納出来ない
というシチュエーションが目に浮かびます。
あまり収納を急がない場所やパパッとDIY出来る方は良いのです。
しかし「やってみようかな?」というレベルの方は大人しくオプションで設置して貰った方が無難かなと思います。
自在棚オプションの壁補強はベニヤではない!?
さてその自在棚のレール部分に施工される補強です。
私はてっきり壁補強と同じようなベニヤが自在棚レールを取付ける部分に設置されると思ってたんです。
しかし実際に施工された物を見ると違ったんです。
正解はこちらです。
こちらはキッチンパントリー代わりになる押入Zに自在棚を設置する場所です。
ちょっと見づらくて申し訳ないのですが一条工務店さんの特徴でも有る加圧注入された緑色の木材が追加されています。
これの何が違うの?という方の為に。
我が家の押入で自在棚を取付ける予定もなく壁補強もしてない主寝室押入はこうなってます。
このようにスカスカです。
オプションの自在棚を設置することで設置される補強は一般的なベニヤではないようです。
むしろもっと立派な柱が立っていたのです
自在棚の棚の耐荷重に注意
i-smartの自在棚の棚板の耐荷重は20㎏/枚なのに大してi-cubeの棚板は50kg/枚という仕様になっているはずです。
i-smartでオーブンレンジなどを棚板に載せようと思うと重量的には結構ギリギリな訳ですね。
棚板を設置するレールの全体的な耐荷重を考えても重い物を置く予定のある自在棚はやはり標準仕様の自在棚を設置して居たほうが無難かなと思った次第です。
また自在棚を書斎のテーブル変わりなどに使おうと言う場合に関しても注意が必要ですね。
思いがけず手を掛けたり一時的に荷重がかかる事もあると思うので同じく標準仕様の自在棚を設置していたほうが良いのかなとか思ったりします。
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