特別に施工をお願いしておりました押入Mの腰壁に開ける開口部の施工方針が決まりましたのでご紹介しますね。
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押入M、開口部の役割
こちらの押入の真ん中に立てた腰壁に開ける開口部は押入内で配線などの引き回しがしやすいように開けられるものです。
施工連絡表の確認
設計士さんに作ってもらった施工連絡表ではこのように記載されています。
設計時に気づかなかった問題点
腰壁の真ん中部分は空間が空いているので、穴を開けただけでは配線を通せるものの何かを落としたら取れなくなる可能性がありました。
ここの矢印の部分ですね。
決まった施行方針
監督さんと大工さんとの相談の結果、開口部に取り付ける配線キャップを私が手配し、その大きさに合うパイプを監督さんが見つけて取りつけようと言う事になりました。
配線キャップ
今回私が手配した配線キャップはこのようなものです。閉じた状態はこんな感じですが。。。
蓋をスライドさせると開口部が出てきます。
また、蓋を外すことによって完全に開口部を作ることも出来ます。
キャップの詳細
こちらはケーブル孔キャップで検索するとヒットするもので、サイズはこのようなものです。
通販でも手に入れる事が出来ますが、おおよそ600円/個はするようですね。なぜか270円/個で販売しているお店を見つけてまとめ買いしました。色も5種類ありましたが無難にこんな色にしました。開口部がΦ60ミリなのでこれに合うパイプを探してもらいましょう。
実は数年前に一条ブログでこのケーブル孔キャップを使っていらっしゃる方が居て通販先のリンクも貼ってくれてたんです。そのリンク先をブックマークすることパソコンから消されること無く数年、本当に自分が使うと思っていなくていなかったですし、しかも安く手に入って本当に助かりました!
パイプの詳細
監督さんはこのような塩ビのパイプを見つけてくれました。
調べたら積水化学工業のTS継手ソケットと呼ばれるもので、外径でΦ70ミリあるようです。パイプの厚みがあるので私が準備したケーブル孔キャップを取り付けるとちょっと余るぐらいでピッタリ入ります。ケーブル孔キャップにちょっと巻物でもするとピッタリ入りそうです。
反対側から見るとこんな感じになります。
パイプの加工
パイプは長いので腰壁に合わせてカットする必要があります。この辺の作業も監督さんと大工さんにお任せです。
この腰壁に合わせてカットしてもらいます。
腰壁への穴の施工
大工さんがこのパイプに合わせて腰壁に穴を開けてくれました。
最下部は自在棚の棚板の高さが40センチに設定した際に上にくるように設定。上部は右側押入の棚板の上にくるように設定。真ん中は上下の中間をとるように設定しました。
穴の向こう側はまだ壁紙に穴を開けていませんが、このように開口部を作って貰いました。ここにパイプを入れてコーキング(接着)してもらう予定です。とはいえ、細かい作業に関しては私も素人なので監督さんと大工さんにお任せする事にしています。ケーブル孔キャップに関しては取り外しできるように接着まではして貰わないように考えています。
※表に出ている部分なので擦れて汚れたりした際に気軽に交換できるようにする為です。
まとめ
開口部に関しては基本的にキャップで隠れていますし調度良いパイプも無かったので塩ビパイプで仕方ないと判断しました。加工性も良いですしお安いですしね。もしも後を続く方が居らっしゃったらもうちょと良い物を探してみても良いかもしれませんね。しかしキャップを外して覗かないと見えない部分ですから私としてはこれでOKです。
こちらの実際の施工はこれからになりますので内覧会にでも紹介出来れば良いなと思います。
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