一条工務店さんの家で多くの方が採用されていると思われる床暖房。
家全体を暖めてくれる冬には欠かせない装備ではないかなと思います。
その床暖房も3月から4月も半ばになってくると床暖房をOFFにしたという報告がどんどん見えますよね。
我が家ではある指標を元に床暖房を切ろうかなと思っています。
それはどんなものでしょうか?
参考になるのかならないのかとりあえずご紹介しますね。
一般的によく見られる基準として
- 外気温の最低気温が○○℃を数日超えたら切る
- 最高気温が○○℃を数日超えたら切る
- 家族が暑がりだから室温が一定温度を超えたらか切る
などなど、ご家庭によって様々な基準があると思います。
外気温の変化の仕方というのはもちろんお住まいの地域によって変わるものでしょう。
それこそ陽当りなどによっても大きく左右されそうですがそのような物を抜きにして一定の数値で確認できる方法を紹介します。
床暖房を使わないとどの位まで室温が下がるのかを知る
これは実際に床暖を切ってみないとわからないことだと思います。
そして室温を計測する部屋の条件によってもかなり変わると思います。
今回は我が家の例をみて居住空間のメインとなるLDKを考えてみたいと思います。
LDKの熱源
人が家で暮らしていると発せられる熱源は色々あるわけです。
- 人が生活する中で発する体温
- 家電品から放熱
- 料理をしたときの発熱
- 窓からの陽当り
それらはもちろん暮らしている人の生活環境によって違うわけです。
湿度環境も同じく
- 加湿器の稼働状況
- 外気の乾燥具合
- 部屋干しの有無
- お風呂の換気扇の稼働状況
- 住んでいる人の発汗具合
- 食洗機の稼働
なんかも大きそうです。
食洗機って稼働してる時に湯気がかなり出るんですよね。
初めて見る時にびっくりしました。
食洗機を使うか使わないかってある程度の部屋のサイズになると結構大きそうな気もしました。
個別の計測は出来ない
このように床暖房を切ると室温がどれだけ下がるか?などというのは各家庭により条件が違うわけなので計算なんて難しいのです。
ある程度のQ値から室内の温度上昇は計算が出来るようです。
床暖房の師匠フエッピーさんはこのような事をおっしゃられています。
Q値が1.0W程度の家は8℃程度は内部発熱で室温が上昇します。直近1週間の外気の平均気温が15℃を超えたら、床暖房を全部止める時期でしょう。
東京では4月中旬ということでそろそろですが、窓が大きい家は夜に冷えるため、もうすこし床暖房を継続された方が良いと思います。
この平均気温というものが分からなくて御本人にお聞きしました。
これは気象庁の発表している気象データ内にある平均気温だということです。
気象庁のデータを確認する
気象庁のデータはこちらから確認が出来ます。
私も場所がよく分からなかったので紹介しますね。
気象庁のホーム>各種気象データ>過去の気象データからこの画面に飛べます。
こちらでお住まいの地域と検索する条件を選択します。
今回は4月の床暖を切る時期を調べたいので
地点(福島県郡山市)→2017年→4月→2017年4月の日毎の値を表示
をクリックします。
こちらに出てくる平均気温を見て下さい。
こちらが床暖房を切る基準になる平均気温になります。
平均気温+8℃が基準になる
先程紹介しましたフエッピーさん曰く、
Q値が1.0W程度の家だと内部発熱が8℃程あるはず。
と言う事なので平均気温+8℃が床暖を使用しないときの室温の目安になるとのことです。
実際に我が家の地域を見てみると16日は確かに室温が25℃近くまで上昇しました。
床暖を切っていてもそれなりに暑くなったのだと思います。
対してその他の日に関してはもしも床暖房を切っていたら16℃前後までしか上がらないことが多くまだまだ寒いのだと思います。
我が家の床暖の切り時は?
平均気温とは単純に最高気温と最低気温の平均というわけではないようですね。
しかしながら最低気温が5~8℃を下回るような段階ではまだまだと言うことかなと思います。
先日はかなり暖かい日がありましたが週間天気予報を見ると私の地域ではまだまだ床暖を切る段階では無さそうですね。
以前の記事でも触れたとおり床暖房は室温が上がれば最低限の稼働をするだけなので慌てずに様子を見ながら切りどきを探りたいなと思います。
特にも妻は寒がりなので室温は理想では22~23℃ほど欲しいとの事。
我が家では生活の主となるLDKの掃き出し窓が結構陽射しを取り込むので平均気温が13~14℃を超えてきたら床暖房を切ろうかなと思います。
そして我が家のQ値はフエッピーさんの計算では1.07Wということで床暖を切った後にどれだけの室温を維持できるので継続的に調べてみたいなと思います。
まとめ
家のQ値はi-smartやi-cubeやセゾンやブリアールなど家の種類により基準となる数値が示されてはいます。
しかし一番はその家の間取りなどにより各家庭で大きく変わると思います。
そしてQ値などだけではなく多くは窓からの日射をどのように取り入れているか?によって床暖房を切るか切らないかなどという時期の選択に大きく関わってきます。
各家庭によりその条件は異なるわけです。
何となくの勘に頼ったタイミングではなくこのような目に見える値を元に床暖を切ってみるのも楽しみの一つなのかなと思います。
一条工務店の家って条件や対策によってリニアに反応が見えるフエッピーさんが言うスポーツカーみたいなものだというのが今更になって分かります。
乗りこなすのは大変ですがその分検証のしがいがあります。
もちろんあまり何も考えなくても快適な生活は送れるのだと思いますがもう一歩踏み込むとまた新しい発見がある楽しい家ですね。
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