一条工務店さんで家づくりをする際に、食洗機のオプションで迷う方もいらっしゃると思います。
一条工務店さんで食洗機を選ぶ際の選択肢は4つ。
- 標準型
- バイオパワー除菌付き
- バイオパワー除菌付き深型
- 食洗機無しで減額
この4つの選択肢によって、実際にどのような違いが出るか分かりにくいなっていう方も多いと思います。
こちらの記事では、それぞれのオプション化で実際に代わる機能を詳しく紹介します。
パナソニック製の食洗機には、ムービングラックプラスという新型の上カゴが導入されました。
一条工務店の食洗機はオプション化するだけでこのムービングラックプラスが採用になり、使い勝手が大きく変わることになります。
他メーカーの方でも、パナソニック製のビルトイン食洗機を選択する際の参考にして頂ければと思います。
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一条工務店の食洗機オプションは4パターン
一条工務店さんで食洗機を選ぶ際には、標準でパナソニック製の幅45センチタイプのビルトイン食洗機が採用されます。
その他にオプションとして3つの選択肢があるわけです。
まずは一条工務店さんで打ち合わせの際に使われる住まい検討シートに記載の内容で、あえて紹介させて頂きます。
バイオパワー除菌機能付き
- オプション料金 28,000円
注記:特になし
深型
- オプション料金 51,000円
注記1:約6人分の容量です(標準型が約5人分)
注記2:バイオパワー除菌付きです
計画なし
- 減額料金 59,500円
注記:採用されない場合は収納になります
という打ち合わせ中の会話が目に浮かびます。
この記載内容でどんな違いがあるのか、理解できる人がどれだけいらっしゃるでしょうか?
私にはバイオパワー除菌という良く分からない機能の為に、28,000円のオプションを支払うのは高いと思います。
また深型で1人前の容量が増えるだけなら、51,000円のオプション代は同じく高いと感じます。
パナソニック製ビルトイン食洗機の機能比較
パナソニックさんのHPにある食洗機の現行機種一覧で確認してみましょう。
(2021年2月現在)
最上級グレードのK8グレードは採用できず、下位グレードのM8及びR7シリーズが採用対象となっています。
- R7シリーズ→標準タイプ
- M8シリーズ→オプション
オプション料金を支払う事で、R7→M8シリーズにグレードアップします。
先ほどの画像では比較しにくいので、こちらをご覧ください。
- 必要最低限な機能だけのR7シリーズの浅型が標準
- 最上位機種と変わらない洗浄機能のM8シリーズ浅型
(バイオパワー除菌付き+28,000円) - M8シリーズの深型タイプ
(バイオパワー除菌付き深型+51,000円)
という感じになります。
細かい機能はパナソニックさんの公式HPや、こちらの食洗機の浅型・深型の比較記事でも紹介しておりますのでご覧ください。
関連 パナソニック食洗機は深型がおすすめ!浅型との大きな違いをレビュー
オプション化での大きな変更は、ムービングラックプラスと3Dプラネットアームの採用になります。
このムービングラックプラスこそが、食洗器の毎日の使い勝手を大きく変えることになります。
一条工務店の食洗機の標準とオプションの機能比較
住まいの検討シートから分からない他の機能の比較も、しっかりと確認してみましょう。
内容を分かって選択するのとしないのでは、大きな違いがあります。
これから紹介するものは、標準→オプション化で追加になる機能になります。
3Dプラネットアームノズル
洗浄力や洗浄範囲を強化した、新型のノズルアームです。
今までに汚れが落ちにくかった
- おろし金の目の中
- すり鉢の溝
- 細めの瓶の中
などの汚れ落ちも強化されているようです。
関連 パナソニック ビルトイン食洗機 3Dプラネットアームノズル
ムービングラックプラス
入れやすく、立てやすいラックで使い勝手が大きく向上しています。
実際に食器を入れて、標準型とどれだけ変わるかは記事の後半で紹介します。
詳しい説明はこちらもご覧ください。
関連 パナソニック ビルトイン食洗機 ムービングラックプラス
ECONAVI(エコナビ)3センサー
- 食器の汚れ具合
汚れが少ない場合は2回目のすすぎをカット - 食器の量
食器量が少ない時はすすぎ温度と乾燥時間をセーブ - 庫内の温度
庫内の温度が高い時はヒーターの過熱をセーブ
3つのセンサーで判断して無駄のない最適な洗い方を判断します。
バイオパワー除菌
食洗機用の洗剤の力を最大限に発揮できる温度管理と、それを適切に食器に吹きかけるしくみです。
これにより、よりしっかりと汚れを落とすしくみが出来たのです。
パネルの操作ボタンの場所の変化
標準タイプの操作ボタンはパネルの外側にあります。
一方でオプション化した食洗器では
ECONAVI(エコナビ)の採用により、エコナビの動作状況を示すLEDランプが搭載されています。
ボタンは引き出しを開けた内部にあり、立ったまま上から操作できるようになっています。
一条工務店さんの説明では「バイオパワー除菌付き」や「深型」としか記載されていない食洗機のオプション化のメリット。
実際に見比べてみると、これだけの違いがあるのです。
ムービングラックプラスの使い勝手の良さ
標準タイプのR7シリーズ食洗機の中身は、このような特徴になります。
- 上部ラックは半分に割れるもの
- ノズルはカバーがついて出っ張っている
一方でオプション品のM8シリーズは、このようになっています。
- 上部カゴは大きくフラットに張り出したムービングラックプラス
- ノズルも出っ張りが無く庫内が使いやすい
浅型・深型の違いはありますが、この上部カゴの有無だけで食洗機に入る実用的な量が大きく変わります。
標準タイプでは置きにくいお椀型の食器なんかも
このように上に被せて置くこともできます。
このように目いっぱいのグラスを置く事だってできます。
関連 食洗機へ食器の入れ方を革命的に変えたパナソニックのムービングラックプラス
一条工務店の食洗機で標準を採用済みの方も後付けは可能
このムービングラックプラスを採用する為には、本来はオプション料金を支払ってM8シリーズに変更するしかありません。
もしかしたらこの記事をご覧になっている方では、もう変更が利かない方もいらっしゃるかもしれませんね。
- 現行機種でオプション化せず標準タイプの方
- 2018年以前ぐらいでムービングラックプラスがまだ無かった方
それぞれ気になる点はあるものの、メーカーでは非推奨ですが上カゴのムービングラックプラスだけを取り寄せて使う事もできるんです。
注意事項や購入方法などはこちらの記事にて紹介しております。
関連 旧パナソニック食洗機に新ムービングラック導入で入れやすさ大幅改善!
一条工務店の食洗機はオプションで深型を採用してください!
今まで食洗器を使ってこなかった方が食洗機を快適に使いこなす。
その為の近道は深型化とムービングラックプラスの採用が一番の近道です。
これらを採用しない標準タイプの食洗機は
- 入れられる食器の量も少ないし
- 食器も入れにくいし
- 面倒だから使わなくていいかな
という食洗機離れを引き起こす一番の理由になりかねません。
食洗機を快適に使えている人とそうでない人の違いの多くは、この最初のオプションの選択から始まっているのです。
取り急ぎ、ムービングラックプラスの使い勝手の良さを更に詳しくまとめた記事はこちらを。
関連 食洗機へ食器の入れ方を革命的に変えたパナソニックのムービングラックプラス
関連 旧パナソニック食洗機に新ムービングラック導入で入れやすさ大幅改善!
その他にも食洗機を使いこなすコツ、まとめておりますので是非ともご覧いただきたいです。
特にも新居に入居するにあたり
- 食洗機に入れやすい食器選び
- 食洗機への入れ方と入れる順番
- 食洗機に入れやすい調理器具
などをしっかりと準備できると良いですね。
ちゃんと準備して知識を得れば、きっと食洗機はあなたの家事を大きく変えてくれると思いますよ。