一条工務店さんに限らずに家を建てる方の多くが一度は検討し、採用される方も多いと思われる三協アルミさんの玄関ドア。
こちら記事にて玄関ドアの戸枠に施された養生に気づかずに使っていましたという事をお伝えしました。
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こちらの記事を公開した後に入居後の方々からもコメントを頂きました。
グラスママ様より
こんばんは。うちは入居して何か月かして、玄関ドアの不具合で業者さんに治してもらいました。その時にドアの下の白いものは養生だから取ったほうがいいですよと言ってくださって取ってもらいました。時間が経つとくっついて取りずらくなるとも言ってましたよ。
なぜか、一条さんはその養生を取らずに何の説明もしないので施主の方は知らない方が多いようです。
まぼこさんの記事を読んでまだ説明をしないんだなあと思いました。
きっと知らない方がかなりいらっしゃると思うのでこの記事は是非、施主の方に読んでほしいなとおもいました。
ベターラテ様より
こんばんは。はじめましてです。
この部分が養生だということは承知していましたが、先日ぼろぼろになり遂に剝がしました。ちなみに記事中にあるnutsさんと同じく入居4年目です(汗)
その際、グラスママさんのコメントにあるように、この養生シール?がべとべとになっていて、きれいに剥がせませんでした。一部白いのがこびりついてます(涙)
私としては養生の白いテープにずっと気づかなかった位ですし、見た目もボロボロ感が無いのでそのまま使おうと思っていたのです。
しかしながらこの養生は時間が経つにつれて剥がれにくくなり早々に剥がしてしまったほうが良さそうですね。
ということでこの養生を剥がすことにしました。
その替わりに何か養生代わりの傷などの防止になる施工が出来ないかなと思い簡単なDIY作業をしてみました。
とお考えの方は簡単な内容ですのでぜひご覧頂ければと思います。
作業に使うものは必要なゴムロールの他には
- ドライバー
- カッター
- ものさし
- 両面テープ
だけになります。
また養生テープを剥がすポイントなども合わせて紹介しておりますのでご覧ください。
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三協アルミ 玄関ドアの下枠の養生
とりあえずそもそもの問題である養生とはどのような物でしょうか?
ここの玄関ドアの下の部分が白い人は養生テープですので本来の姿ではありません。
本来はシルバーの部分が見えるそうです。
剥がすか剥がさないかはご本人の判断次第です。
しかし入居済みの方の意見を参考にして養生テープが綺麗に剥がれるうちに剥がそうと思います。
傷防止DIY施工の目的
今回の作業の目的と要点は以下の点になります。
- 養生テープは剥がす
- 剥がした後の傷防止対策をする
- 誰でもできそうな方法で
- お掃除なども困らないように
- お金も出来るだけ掛けないように
- 見た目も変ではないように
自分でも素人のくせによくもハードルを上げたなと思います。
近所のホームセンターなどを回りながら考えたものなので誰でも出来る内容かなとは思いますのでご覧ください。
準備した養生ゴム
とりあえず何で保護するかということですが単純にゴムマット的な物を敷けば良いかなと考えました。
とりあえずホームセンターでこのようなゴムロールを入手してきました。
予め計測した必要サイズでは幅6センチ×長さ77センチだったのです。
しかし丁度よいサイズもなく、カットしてもそのままでも使えるように幅が5センチと10センチのものを購入しました。
また厚さも適切なものが分からなかったために2ミリと3ミリを購入しました。
こんな感じでぐるぐる巻で売られていました。
価格はどれも300~500円ほどで手に入りました。
ゴムの下準備
ゴムって黒い色が色移りしたりするのをよく見ていたんですよね。
今後の使用においてどうなるか分かりませんがとりあえず洗ってみます。
どれだけの効果があるか分かりませんけどね。
使用後については定期的にゴムを外して色移りに気をつけたいなと思います。
養生テープを剥がす作業
それでは実際の作業に入りましょう。
今回取り付ける部分はドアのパッキンというのかな?
2層のパッキンがあるのですが下の部分にくっつける形で取り付けたいと思います。
上のペラペラのパッキンの下に潜り込ませる感じです
白い養生テープを剥がす
まずは白い養生テープを剥がさないと作業が進みません。
ドアの端っこにある部品の養生から剥がしていきます。
養生テープなので基本的に綺麗に剥がれるようになっています。
この辺を剥がす分には全く問題ありません。
まだまだ引き渡し半年なので糊がこびりつくような事もありません。
スルスルと剥がれていきます。
ではメインの養生も真ん中から剥がしていきますよ!
真ん中あたりから左に向かってスルスルと剥がしてゆきます。
ここで暫く考えました。
このまま引きちぎっても良いのですよね。
しかし明らかに部品の下に養生が入り込んでるので部品を外してみることにします。
施工状態によって変わると思いますがネジが結構硬い上に小さなネジで一度舐めると取り返しがつかない気がしました。
よって電動ドライバーを使って確実正確に一発で作業したほうが良いと判断しました。
ということで部品が外れて中が見えました。
どうやら戸枠の調整か何かに使われる場所のようですね。
写真には見えませんが外した部品の下にも水が入り込まないようにパッキンっぽい施工がしてありました。
想定外の事態が発生
トラブルというか単純に私の確認不足です。
我が家は親子ドアなのをすっかり忘れてました。
そもそもこの親ドア部分の長さが77センチなのを確認して余裕をもって1メートルのゴムを買ってきたんですけどね。
実際に全部取り付けようと思ったら長さが若干ですが足りません。
そもそも私が見た数件のホームセンターでは規格サイズで1メートルより長い物が見当たらなかったんですよね。
白い養生テープ剥がしの続き
それでは改めて気を取り直して作業を進めます。
部品から綺麗に剥がした養生テープを順調に剥がしていきます。
ここの作業は気をつけて下さい。
この部品はネジを完全に外そうと思うと下のネジを受ける部品が外れてしまい取付に相当苦労しそうでした。
ネジを2個緩めて養生が外せそうになったら引きちぎるなりして養生を外した後は速やかに部品を戻した方が良さそうです
このように子ドア側の右側の部品も外して綺麗に養生が外れました!
養生テープが取れた完成形
このように白い養生テープを剥がしたこの状態が玄関ドアの本来の姿になるわけですね。
この状態で引き渡された方は今までの作業は何だったんだろう?という事になるのでしょう。
養生テープで保護されていたので輝いておりますね。
せっかくの綺麗な状態。
小石の上に乗ったりして傷などが付く前に続きの作業をしたいと思います。
新しいゴム養生のDIY取付
それでは新しいゴム養生を取り付ける作業に移りましょう。
カメラの設定を誤って奥がボケてしまっていますがこちらが仮置きしてみた状態になります。
ゴムにある程度の厚みがあるのでそのまま置いても割りとしっくりきます。
今回は2mmと3mmの厚さのゴムを購入してみました。
- ある程度の厚みがあったほうが安定する点
- ドア扉の下のクリアランス(隙間)にギリギリである点
これらを考慮して厚さ3mm×幅5cm×長さ100cmの物を使うことにしました。
手前に1cmほどの空間があります。
しっかりと施工される方は幅があるものを購入してきて幅6センチに切っても良いと思います。
しかし綺麗にカッティング出来るか?という点と幅5cmの規格品があることからこのまま使用するほうが出来栄えが綺麗になるのではないか?と思います。
取付時には加工が必要
DIY検討時には気づかなかった子ドアの影響がこんな所にありました。
子ドアをロックする金具の存在です。
こちら小ドアをロックする金具部分が入る穴なのです。
この穴をゴムが覆ってしまうとロックが掛からないので穴を開けないといけません。
サイズを測ってみると穴の大きさは4.0cm×1.5cm程度のようです。
長さ方向は1メートル製品の右側から計測してこんな感じです。
こんな感じで右側から22cmの場所から1.5cm×4.0cm程の穴を開けると良さそうです。
こちらはカッターで穴を開けました。
施工面が汚いのは見ない振りをしておいてください。
養生ゴムの固定はどうする?
このゴム養生の固定をどうするかは本当に悩みました。
置いたままでは流石に動きやすいですしかといって強力に固定をすると取り外しにも苦労する。
考えた結果としてここのような感じにしてみました。
いやー本当に半端ですみません。
でもこれが一番良さそうだったんです。
左側(親ドア側)は両面テープで固定。
右側(子ドア側)はストッパーが開けた穴に入るので養生ゴムが動くことはありません。
- 適度に動かない両面テープ
- 水や砂ほこりが入り込んでも簡単に取り外しが出来る
- 再施工も簡単である
砂などはあまり入らないと思うのです。
しかし水などが入り込んだ際にはゴムの色が移りそうな感じもするので早めに拭いてあげたいなと思います。
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玄関ポーチのお掃除する時が一番濡れるかもしれません。
今回使用した両面テープは固着した後も綺麗に剥がすことが出来ることを体感している万能両面テープです。
この両面テープでなければこの養生ゴムの固定には使わなかったと思います。
養生ゴムDIYの完成
ということで養生ゴムDIYの出来上がりはこんな感じになりました。
計画時に子ドアの部分を全く考えてなかったのでちょっとだけ余ってしまいました。
でも子ドアを開くことなんて現状ではほとんど無いのでこのままでも良いかなと思います。
幅が6センチあるシルバー部分に対してゴムは5センチしかありません。
しかし実際に出来上がってみるとギリギリまで施工すると水分を余計に中に入り込ませそうだなと思いました。
実はこの長さがベストなのではないかと思いました。
もともと黒いゴムパッキンがあったせいか、見た目的にもほとんど違和感がなく仕上がったと思います。
こちら子ドアを閉める際にパッキン部分が擦れる音が少しだけ聞こえます。
今回偶然にも採用した厚さ3ミリがギリギリサイズだったのではないかと思います。
まとめ
今回の作業は記事としては長々と書いていますが内容としては
- 養生を剥がす
- ゴムに穴を開ける
- ゴムを置く
というだけの簡単作業です。
親子ドアの方は穴あけの加工が必要になりますが普通のドアの方はゴムを必要な長さにカットするだけのお手軽施工だと思います。
養生は外したけど傷が気になるなという方は是非ともゴムロールを手に入れて施工してみて下さい。
特にもお子さんなんかは戸枠なんて気にせずに踏み込みまくるでしょうからね。
我が家ではとりあえずこれで様子を見たいと思います。