我が家で建築した一条工務店では一条工務店オリジナルの住設が一般的に採用されています。
もちろん洗面台などは他のメーカー品の採用も可能ではありますが、全体から見るとオリジナルの住設を選ばれる方が圧倒的に多いのかなと思います。
こちらの住設の一部の扉部分には、地震の際に中から物が飛び出ないようにロックが掛かることはみなさんご存知かと思います。
しかしながら、いざロックが掛かった時にどのようにして外すのかを知っている方は引き渡しから数ヶ月位の方では実は多くないのではないか?と思います。
またちょっと大きめな地震があまり起きない地域の方などもロック解除の経験が無いかもしれませんね。
そんな私もその一人。
2017年10月に完成してからこの記事を書いた時点で約9ヶ月になりますが、これまで地震によるロックを3回ほど経験しました。
初めて地震が起きてロックが掛かった時には解除方法が分からずに慌てたものです。
入居時に説明を受けている方は良いのですが実際には地震が起きないとロックは掛かりませんし、いざとなったら慌てる方も多いのではないかと思います。
今回は簡単な内容ではありますがロックの外し方をご紹介してみようかなと思います。
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一条工務店の住設
我が家で採用している住設でロックが掛かる物は一条工務店のオリジナル洗面化粧台になります。
我が家では実はこの洗面化粧台だけなんですよね。
一般的にはスタンダードやクオリティキッチンの場合の吊り戸棚には地震の際のロック機能がある説明を受けたことは覚えております。
i-smartを中心に取り付けられているスマートキッチンとセットになっているグランカップボードなどの上部収納は扉の形状も違うのですが同じようなロック機能が付いているようです。
またテレビボードなども同じ構造のようですね。
私の持っているメンテナンスマニュアルにはスマートキッチンなどの扉の調整方法なども載っておりますが地震の際のロック解除方法に関しては記載を見つけることが出来ませんでした。
もしも記載があったら教えて頂けますと助かります。
ロックされた時に起こった地震
2017年7月7日に起こった地震は地鳴りも大きくテレビも揺れるほどの大きな地震で最大震度は4でしたが、我が家のある福島県郡山市では震度3でした。震源地も福島県ですし揺れた範囲はあまり広くありませんでしたね。
以前にも震度4クラスでロックがされた事がありましたが今回は震度3でロックが掛かりました。
同じ震度3でもロックが掛からない時もあったような気もするのですが何かアナログ的な判断でロックは掛かっているのだと思います。
地震に対しての強さを感じる新居
余談ですが新居に越してきてから同じ震度でも揺れが少なく感じるのがよく分かります。
対象となる以前の住まいが3階で揺れが大きく感じる場所であり、えて我が家の新居が平屋という事も関係しているのかもしれませんが家全体の剛性が強いといいますか。
揺れた際にも家全体がガッシリと守られているのが感じられます。
まるで剛性の強いスポーツカーに乗っているかのように感じます。
テレビが揺れるだけで大きな地震?と思われるかもしれませんが、それだけ小さな揺れに対しては特にも体感が薄く感じられるので、テレビが揺れるだけの地震が来ると大きな揺れだ!とちょっと焦るわけですね。
地震の際にロックされる扉
我が家で採用しているオリジナル洗面化粧台ではロックが掛かるのはこちらの箇所になります。
大きめな地震が発生するとこちらにロックが掛かりまして
こんな感じで扉が開かなくなります。中のロック機構が働いています。
扉のロックの解除方法
扉のロックを解除する方法は至って簡単です。
こちらのロックがかかっている場所に手をかけまして
力を加えますとガコッ!っという音と共にロックが外れます。
押し込むというよりは叩くというイメージの方が良いと思います。
日頃のストレスを発散するほど叩く必要はないと思います。
張り手でも掌底でも普段から慣れた方法でやって頂ければ良いと思います。
改めてよく見るとロック機構はこのような形になっているんですね。
この状態でどうなるとロックされるのかな?と思って弄ってみたのですが良く分かりませんでした。
シューズボックス・シューズウォールにはロック機構は無い
同じような住設としてシューズボックスがありますね。
我が家ではこのようなコの字型のシューズボックスを採用しています。
洗面化粧台などと同じように高い位置に扉もあるのですが。
よく見るとこのようにロック機構は無いんですね。
i-smartで採用される方も多いシューズウォールにもロック機構は無いようで対策されて居ない方は扉が開いてしまうようですね。
こちらコッタさんの記事には地震の際にシューズウォールの扉が開いてしまった際の様子が紹介されています。
https://ameblo.jp/a-b-c-0114/entry-12150762496.html
シューズボックスへ入れるものには注意が必要かもしれない。
シューズボックスやシューズウォールは大容量ですので靴を入れる他にも様々な物を収納している方は多いのかなと思います。
我が家でも靴を入れるスペースは一部だけであり、その他には工具や外回りで使うもの等の道具も収納されています。
まだ準備は済んでおりませんが災害時を想定したものも収納しておこうかなとも思っていました。
しかしながら今回の事例を見るとやはり重い物や飛び出て危険なものは玄関のシューズボックスなどには入れないほうが良いなと思いました。
避難経路に危険なものが散らばっていては危険が増すだけですからね。
収納する際は飛び出ても問題が無いものや、中の物が簡単には飛び出ないような工夫をした上で収納しないといけないなと再確認しました。
扉のロック解除方法は家族で共有したい
地震はいつ発生するか分かりません。
ロックの解除方法自体は簡単なものですので、いざという時に慌てないように解除方法については家族で共有しておくと良いかなと思います。
また忘れがちな方は例えば洗面台でいうとシンク下の扉などはロックが掛かりませんので、そちらにロックの解除方法などを貼り付けておくと、いざという時に慌てずに済むかもしれませんね。
今回紹介しましたロックの解除方法は工事課さんに問い合わせして正しい方法であることを確認しております。
しかしながら私が持っているメンテナンスマニュアルなどにはロックの解除方法について記載を見つけることが出来ませんでした。
工事課さんで対応して下さった方も多分マニュアルには載っていないと思うと仰っていました。
いざという時に慌てないように準備が必要ですね。
こんにちは。
当方、2017年6月の引渡しの一条工務店の家に住んでいます。
昨夜の地震で初めて耐震ラッチなるものが作動し、カップボードのキャビネットと洗面化粧台の上のキャビネットがロックしました。
耐震ラッチの説明は、引渡し時には一切なかったので、その存在を知らずに我が家では市販の別の耐震ロックを取り付けてありました。二重になってしまい無駄ですね。それはそれとして、耐震ラッチを解除しようと構造を良く見て少しいじったりしましたがダメで、取説とメンテマニュアルを見ましたが、解除方法は記載されていませんでした。一条工務店に電話しようかとも思いましたが、当サイトのお陰で簡単に解決しました。ありがとうございました。しかし、一条工務店ほどの規模の企業で何故このような不親切な対応になっているのか、理解に苦しみますね。
匿名 様
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コメント頂きましてありがとうございます。
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耐震ラッチについては、一条工務店さんのカタログ等にも記載があったような、、、気もしますが積極的にアピールされている場所でもないですよね。そして引き渡し時に耐震ラッチや解除方法の説明を受けたという人は私も今までに数人しかおりません。今回の地震の後に、こっそりと一条のスマートフォンアプリにて災害時の対応ということで解除方法が載っていました。が、気づけた人がどれだけいたことか。
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おっしゃる通りで、取説やメンテマニュアルなどにも一切記載がないことから、この記事を作成しました。お役に立てたようで嬉しいです。緊急時に見ていただける記事ということで、私も記事内容を一新して分かりやすい内容に書き換えようと思います。
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ありがとうございました。