注文住宅を設計する際に必ず戸惑う事が「照明の設計案」なのかなと思います。
各住宅メーカーにより照明の設計方法はそれぞれ異なるかと思います。
我が家で建築をした一条工務店さんでは間取り設計時において大まかな間取り案が固まった辺りから電気図面の検討に入ります。
ここで初めて設計さんからある程度固まった間取りに対して照明の設計案が提案されました。
照明についての考え方や計画については人それぞれかと思うのですが、家造り自体が初めての素人施主さんがほとんどかと思います。
初めての家造りなんですから照明の計画なんて何が何やら分からない方も多いかなと思います。
専門の知識に明るい方からの提案が受けられれば良いなと思う一方で、照明に求める事やその感じ方は千差万別。
計画を提案してくれる方との感性が合えばよいのですが、必ずしも自分の求めていたものが出来上がるとは限りません。
そんな中で利用される方を多く見かけるのがパナソニックさんが提案している「あかりプラン」の作成です。
こちらのあかりプランですが、私も実際に採用してみて感じたことからどのように利用するのが良いのか?を提案したいなと思います。
またその中から家の出来栄えを1ランクアップさせる照明を作るためには何が必要なのか?を考えてみたいと思います。
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初めての注文住宅設計を戦うには
注文住宅というのは自分好みに間取りや住設・外観などを設計が出来る夢のあるそして大変な作業になります。
自分の頭に思い描くライフスタイルを元に色々なことを考え設計をしていくことと思います。
しかしほとんどの方は注文住宅を建てるというのは一生に一度の事なのかなと思います。
それはつまり、最初にして最後の注文住宅設計を「経験値」というものを抜きにしてレベル1から戦わなければならないことになります。
これはあまりに分が悪い。
この「経験値の差」を埋めてくれるものは
- 多くの現場を戦った営業さんの知恵
- 多くの設計を行った設計士さんの提案
- 本や知人などからの経験談
- 建築済みの施主からの情報
ではないのかなと思うのです。
家造りに対して明確なビジョンを持っていたとしても判断に迷う事があるかと思います。そんな時に営業さんや設計さんの場数を踏んだ知恵というのは馬鹿にできません。
よく言われることですが、営業さんや設計さんに「提案力」が無いというのはもちろんその能力によるところもあると思います。
しかし一方で施主側がある程度のビジョンを伝えていなければ経験者からの良い提案も引き出せないのではないか?と思うのです。
なぜなら設計さんや営業さんは「一般的な趣味趣向」に合うような提案をすることがベターだからです。
家の出来栄えに差がつく照明設計
住宅メーカーにより家の設計に対する自由度は異なると思います。
我が家で建築した一条工務店さんでは住設に関してはほぼ標準装備から選択するか、いくつかのオプションが存在しそこから住設を選んでいくシステムでした。
自社生産の住設や単一のオプション設定をすることにより費用を抑えているのでしょう。
一条工務店さんの家が同じような家に見えると言われる理由ですね。
様々なルールの中で葛藤しながら自分なりに考えた間取り設計を進めていく行く事になるでしょう。
この間取り設計やオプションなどの選択に関しては先程も紹介しました
- 多くの現場を戦った営業さんの知恵
- 多くの設計を行った設計士さんの提案
- 本や知人などからの経験談
- 建築済みの施主からの情報
などをフル活用して個性を出すところではないかと思います。
単一の住設を使っているからこそ、その使い心地などの情報が得やすいのも一条工務店さんの特徴ですよね。
今はブログだけでなくInstagramなどのSNSでも情報が沢山手に入ります。そのようなところで間取りやオプションなどで個性を出して行く方も多いでしょう。
しかし照明設計においてはどうでしょうか?
間取りや住設やオプション関係の設計に比べて照明関係についてはそこまで深い検討がされない方が多いように感じます。
それは一条工務店さんにある「LED照明で省エネ・節電キャンペーン」と呼ばれるオプションの存在が大きいのではないか?と思うのです。
LED照明で節電・省エネキャンペーンとは
家中に消費電力が少なく長寿命と言われるLED照明を設置することが出来るキャンペーンオプションとなっています。
一条工務店さんで専用に設計されたLED照明を使うことでかなり安価に家中に照明を取り付けることが出来るようです。
2017年12月現在では3,000円/坪で採用が出来るようですね。
このキャンペーンを利用するだけでも一般的に生活が可能なレベルで照明器具を取り付けることは可能なようです。
設置個数は部屋の数や大きさなどにより変動するようなので確認が必要かなと思います。
金額的にも社外品の照明を導入するよりもかなり安くなることでしょう。
その要因は照明自体の安さももちろんあります。
しかし実際のところ照明本体の料金から考えるとそこまで強烈に安いという訳ではないんですよね。
照明本体は定価で考えると社外品が随分高そうに思えますが、パナソニックなどの製品に関してはほぼ全ての製品が定価の50%のお値段で導入できますからそこまでの大きな差は無さそうです。
一番差が出るのが電灯配線・スイッチ配線に関わる料金かなと思います。
照明器具を設置するのに合わせて
- 電灯配線 2,800円
- スイッチ配線 2,900円
という料金が我が家の建築時には必要になりました。こちらは照明代金としてではなく「電気工事追加料金」としてコンセントなどとまとめて計上される項目になります。
LEDキャンペーンにはこの配線に関わる料金も入っていますので、これがLEDにキャンペーンにすると安くなるという原因ではないか?と思うのです。
このキャンペーンは照明に拘りがなく、とりあえず夜も明るく生活が出来れば良いよという方にとってはとても良いキャンペーンだと思います。
https://www.maboko.net/advice-16/
こちらの記事で紹介したような設置上の制限もありませんし、一般的に暮らす分には申し分ない照明プランが提案されるかなと思います。
家の出来栄えを1ランク上げる照明案
LEDキャンペーンで採用される照明器具には洋室・和室に合わせたデザインや外部照明などを合わせ沢山のラインナップがあります。
一方でその中身を見ると社外品で取り扱えるような高機能の照明が全くありません。
- 間接照明に使える建築化照明
- 調光・調色機能
- 色のバリエーション
- 直視しても眩しくない照明
シーリングライトには調光機能や調色機能が付いたものもありますが、LDKなどの広い空間を管理できるものではありません。
さり気なく照明案に力を入れた家というのはやはり普通の建売やアパート・マンションなどとは違う雰囲気を醸し出すものです。
特にも間接照明などを計画された家というのは視線のフォーカルポイントの活用や照明効果により間取りよりも広く落ち着くような空間を作れたりするものです。
あかりプランの活用
そんな中でパナソニックさんは独自のサービスとして「あかりプラン」の作成をしてくれます。
http://sumai.panasonic.jp/lighting/akariplan_lp.html
家に必要な照明や仕上がりのイメージがひと目で分かるプランシートを無料で作成してくれます。
プランの申込はネット上の「あかり診断」からも行うことが出来ます。
https://www2.panasonic.biz/es/lighting/home/akariplan/akari_type/
質問に答えながらにして自分の要望にあったプランを作ってくれるようですね。
一方で私のようにショールームに出向いた上で担当の方のお話しながらプランの作成をする事も可能です。
こちらのパナソニックショールームでは提案される照明などの明るさや色合いなどを実際に見ながらプランの作成が可能になります。
お近くのショールームを探して電話で予約をしてもよいでしょうし「来場お申込み」のボタンからショールームの予約の空き時間などを確認して予約が可能です。
お近くのショールームを検索するとこのような来場申し込みのボタンが有るかと思います。
ショールームは他社さんの打合せも沢山されているようですので必ず予約してから行ったほうが良いでしょう。
パナソニックさんは照明だけではなく、食洗機やIHを始め沢山の住設を一条工務店にも提供しています。
食洗機の深型との差やアラウーノなどの高機能トイレなど見どころが沢山あるので家を建てようかという方には是非とも一度見て欲しいです。
あかりプランを作成してもらう
我が家では間取りの骨子はある程度早めに決まっていましたので、大まかな間取り案が出た後に早速ショールームを予約しあかりプランを作成してもらいました。
あかりプランは実は2回作成してもらっていますが最終的に土台になった間取り図面はこちらです。
初回のあかりプランの後に自分なりに本などを読んで思い描いた照明案を追加で相談したりして出してもらったあかりプランの第2案(最終案)がこちらです。
最終的にはここからも微調整が入るわけですが、基本プランはこの状態で進みました。
このあかりプランを元に一条工務店さんで作ってもらった電気図面がこちらになります。
我が家の場合には私自身にある程度の照明に対する要望・希望・疑問点などがあったために、あかりプランの内容もそれを元に作成してもらった感じになります。
特にもこの部分をご覧ください。
こちらに建築化照明のコーニス照明がプランニングされています。
このような提案は恐らく普通にあかりプランを出してもらった場合には出てこないでしょう。
あかりプランは特別なプランではない
我が家のあかりプランは基本的に私の要望が主導で作成されました。
それは私が当初から照明に対してこのようにしたいというビジョンがあり、それをショールームで担当の方と直にお話して要望を詰め込んだからだと思っています。
あかりプランの作成に関してはショールームだけでなくネット上のあかり診断などからも行ってもらうことが出来ます。
間取りを送ったりして作成してもらうものなのですがこのプラン作成には過度な期待は厳禁なのかなと思います。
一条工務店さんはブロガーさんなどが多くの記事を公開してらっしゃいます。
その中であかりプランの作成をしてもらった記事も多く存在します。
その内容を拝見しているとどうにも物足りなく感じてしまいます。
それはどのプランを見ても同じようなプラン作成ばかりなんですよね。
逆にオリジナルの意見を取り入れたようなプランは見て直ぐに分かります。
奇抜なプランばかりが良いとは限りませんが、あかりプランを申し込んだ人が求めていたものが本当にそれだったのかは疑問だなぁと思うんです。
どれも同じような提案に見える理由
もちろんパナソニックさんの作成するプランですのでパナソニックさんの製品を存分に使った提案がなされるわけです。
一般的な提案内容でみると
- 調光機能の活用
- シンクロ調色機能の活用
- それに伴いライコンの設置
- リビングライコンまで使っての突っ込んだ照明案
多くはこんなところを提案されるのではないでしょうか?
また提案されるポイントも大体決まっておりまして、例えばテレビ設置予定場所の壁に間接照明のような物を設置しようと思うと
このようなブラケットライトを使った照明プランの提案は頻繁に拝見するプランかなと思います。
また一条工務店さんで多く採用される事の多い吹抜け照明の場合ですが。
我が家が設計した前後にあかりプランを公開されていた方の提案を拝見すると、ほぼこの2連のスポットライト照明が提案されていたように思います。
吹抜け照明は他にもブラケットライトを使ったりするプランもあると思うのですが、不自然なほどにスポットライト照明を使ったプランが提案されているようでした。
もちろん施主さんがどこまでの要望を伝えているのか?による所も大きいと思います。
パナソニックさんが自社製品でイチ押しと思われる照明器具やプランを積極的に提案するのはパナソニックさんから提案されるあかりプランなのだから当然のことです。
しかしこのあかりプランにおいては自分も気づかなかったような素晴らしい照明プランが提案されている訳では決して無い事が多いだろうという事です。
恐らく吹き抜けにはコレ、LDKにはコレという風にテンプレート的に提案する内容があるのではないか?と思うほどです。
そしてあかりプランを取り寄せる方というのはどのような照明案にすると家が素敵になるのか?という知識も少なく、照明のことが分からないのでプロの提案を聞いてみたい!という方が多いのではないでしょうか?
その要望を満たしてくれる内容では無いのではないと思うんです。
でもそれはしょうがないんです。
間取りなどに関してもそうなのですが、人が心のなかでこんな物が良いなと思っていることを見透かしてプランを作成することは不可能ですからね。
やはり自分で自分なりにこうしたいんだという希望やビジョンがないと何も良いものは生まれないということかなと思うんです。
お値段も高く見えてしまうあかりプラン
あかりプランを作成してもらうと、同時にそれに使われた照明の金額などの一覧が出てくると思います。
そして多くの方はこのプランの金額をみて目が飛び出る思いをして、一条工務店さんでいうとLEDキャンペーンなどでいいやということになりがちなのかなと思います。
我が家でも作成してもらった照明プランにおいて出してもらった見積りでは
このように総額で675,290円という見積金額が出てきました。
約28坪の家でこれですから、30~40坪程の家になると照明の数も増えますので80~100万近い見積書が出てくる方も居るようですね。
しかしこれはちょっと間違いというか誤解が生じやすい内容なんですよね。
照明料金は定価で記載されている
こちらの照明プランについては定価での記載がされています。
しかし実際に住宅メーカーさんが照明器具を取り寄せる場合にはかなりの割引が掛かります。
一条工務店さんの場合には照明器具によりますがほぼ50%の割引が効いています。
単純に見積り金額を半分にして計算してもよいと思います。
余計な物が入っている
先ほどもお伝えしましたがあかりプラン作成時には大体が調光・調色機能を使ったライティングプランが提案されている事が多いと感じます。
それは恐らくあかり診断などの項目にこのような物があるからなのでしょう。
あかりプランを作ってもらおうという方は恐らくこのような回答に「いいえ」という選択をする人は少ないのかなと思うんです。
そりゃ自分の家が素敵な照明で構成されていて嫌という人はいませんからね。素敵な空間にしたいですか?と聞かれてほとんどの人は「はい」と答えることでしょう。
結果として色々なプランが出るようですが
このようにどれをとってもリビングライコンなどの操作機器やちょっとお高めのデザイン性の高い照明や高機能の照明が導入されていたりするものです。
ショールームでの打ち合わせをしながらプラン作成した場合でも、あかりプランを作ろうという方は何か良いものを提案して欲しいと思う方が多いでしょうから同じような結果になる方も多いのではないでしょうか?
その内容をよく考えないままに凄い金額の見積りだけ見てあかりプランを断念する方も多いように思うんです。
自分で気に入った雰囲気・プラン・照明案を知る
それではあかりプランはどのように使うべきなのでしょうか?
まずは世の中にどのような照明があって、その照明を使うとどのような雰囲気の部屋になって、その為には家を計画する上でどのような準備が必要になるのかを知ることです。
私はこの本を読み込みました。
こちらはパナソニックさんが発行している「住まいのあかり設計集」という本になります。全部で356ページもあるかなり分厚い本になります。
http://sumai.panasonic.jp/catalog/akari_sekkei.html
パソコンなどではこちらのページからWEBカタログを見ることも出来ますが、ショールームなどで無料でいただく事もできる本です。我が家もショールームから頂いてきました。
こちらの本は本当に参考になりますよ!
このように一般家庭でどこまで出来るの?というとても素敵な建築化照明案から
このような一般的なLDKでの照明によっての雰囲気の違いなど色々な照明を知ることが出来ます。
恐らくほとんどの方が初めての家造り。ましてや照明の事をそこまで考えていた人がどこまでいるでしょうか?
打合せに望む施主として「出来る」「出来ない」ではなく、どんな照明が世の中にあるのか?を知るだけでも間取りを考える際のヒントになることが沢山あると思うんです。
この本を手に入れてペラペラとめくっているだけで良いんです。その中で
- 自分がどうしても採用してみたい!
- こんな部屋にするにはどうしたらいいんだろう?
- 似たような感じの照明案に出来ないかな?
- こうやると部屋が広く見えるんだ!
というヒントを得るだけで間取り設計から照明案の設計に至るまでの引き出しがグンっと増えると思うんです。
私としてはこの本を打合せが始まる前に読んでいて欲しいなって思うんです。
なぜなら気に入った照明案を導入するには間取り設計時から計画が必要なものも沢山あるからです。
そういった過程を経て初めてちょっと違うなと思わせる空間を照明とともに作ることが出来るのではないか?と思うんです。
あかりプランをどのように使うべきか?
我が家ではあかりプランを作成してもらいましたが、ここまでの記事を見ていただいて「あかりプランを頼むメリットはあるの?」と思われる事もあると思います。
我が家ではあかりプランを「照明の明るさが足りるのか?」という事の確認に使いました。
私も間取りの打合せが始まる前までは照明に関しては本当に素人でした。
照明といえば普通のシーリングライトがあって、ダウンライトがあるんだな~ぐらいの知識しかありませんでした。
そんな私がある程度この辺にこの位の照明を使うとどうなんだろう?と考えたときに戸惑った点。
- このダウンライトの数で部屋は暗くないのだろうか?
- このダウンライトは60Wを使う?100Wの方がいいの?
- ここは100W1灯で足りるの?60W2灯の方がいいの?
などという疑問でした。
シーリングライトに関しては○○畳対応などという記載がありますが、その他の照明に関しては明るさに対しての基準が分かりにくいんですよね。
設計さんは一条工務店さんのLEDキャンペーン品などを使っての一般的な知識は持ち合わせていると思います。
しかし照明関係に強い設計さんも居ればあまり得意でない設計さんもいると思うんです。
そんな中であかりプランの作成に携わっている人に確認するには十分な内容かなと思い活用させて頂きました。
また「すまいのあかり設計集」を見てリビングライコンを使いコーニス照明からLDK全体のライティングコントロールをしようと思っていました。
このLDK全体を見た時に部屋として暗かったり使いにくかったりバランスの悪い照明案になっていないか?使い方などで問題が出そうな点がないか?などの確認をしました。
結果としてこちらの2ヶ所のダウンライトを追加することにより照度を落としたライティングの際にも暗くなりすぎないようなライティングプランが組めました。
それだけでなくパナソニックさんの「すまいのあかり設計集」を参考にしながら頭の中で考えた照明案です。
その設計において致命的な失敗点などが無いか?などの確認にあかりプランを設計する家庭で相談出来ることはこの上ない利点でした。
またあかりプランの提案から一部だけ調光・調色機能をもった照明を採用したりというピンポイント的に参考にするのも良いでしょう。
照明案はやはり部屋全体でトータルで考えるのがベターなのかなと思います。
まとめ
パナソニックのあかりプランは必要十分な内容を提案してくれますので、それが気に入ったという方は積極的に採用・もしくは一条工務店さんのLEDキャンペーン案の参考として使うと良いでしょう。
しかしあっと驚く素晴らしい照明案を提案してくれる物ではないと思います。
明確な要望があまりない段階で頼んだ場合は、一条工務店さんから提案されるLEDキャンペーン品を使った照明案にちょっと毛が生えたぐらいのあまり変わらないようなプランが出てきて終わりかなと思うんです。
もしくは自分であまり欲しいとも思わないようなライティングプランが出てきたりするかもしれません。
照明設計が得意な設計さんも拝見しますが、その設計さんにあたる可能性はあまり高くなさそうなので当てにはできません。
記事中で紹介しました「すまいの明かり設計集」ですが、その中に紹介されている照明案は一条工務店さんの特にもi-cubeやi-smartでは出来ないような事も沢山あります。
しかし私のように設計前から本を読んでいることによって天井全体を葺き下げてコーニス照明という建築化照明を作るなどという事も可能になるわけです。
https://www.maboko.net/layout-28/
このような大掛かりな事までするのは別としても、ダウンライトの使い方や照明配置によって部屋の雰囲気や見栄えは大きく変わります。
照明プランの作成は間取り設計とセットで家の出来栄えを凄く左右する大事な要素だと思います。
特にもエコカラットやアクセントクロスなどという「選びやすい」事で個性を出そうとするのはとても簡単ですが、その見栄えは一度取り付けたらリフォームするまで変わるものではありません。
しかし照明はその明るさや色合いなどで生活スタイル・季節・時間によって部屋の雰囲気を変化させることの出来るものです。
間取りや収納などは打合せの際にとても拘って悩んで決めると思うんです。
同じように照明案に関しても設計さんなどにお任せにするのではなく、自分なりに拘って悩んで決めて個性を出して欲しいなって思います。
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