一条工務店さんで採用できるオプション品は色々ありますが自分が採用したいものを取り扱ってくれているとは限りませんよね。
自分が取り付けたい物が「稟議案件」に該当しなければ一条工務店さんに相談をして取り付ける事が可能になります。
しかし何でも採用が可能であるとは限りません
これでたまに質問を頂くことがあるんですよ。
公式オプションではない「設定外品」についてはあくまで設定外であり地域により取扱いの可否や料金が異なります。
そこには採用したいものを導入するにあたっての一条工務店さん特有の流れがあるからなのかなと思います。
この記事ではなぜそういう事が起こってしまうのかを説明すると共に設定外品がどのような流れで採用されていくのかを紹介してみたいなと思います。
設定外品を導入するまでの流れ
我が家では設定外品を惜しみなく導入していると思っています。
様々な相談を打ち合わせでする中で営業さんなどからこんなお話を聞いていました。
一般的に一条工務店さんで採用されていないものを一条工務店さんを経由して導入しようとする時にはこのような流れになるようです。
ここで本部と書いたのは恐らくエリアの統括なのかな?と思うのですが表現的なものが間違っていたら申し訳ありません。
それぞれのポイントを絞って説明してみましょう。
工事や作業により違う担当業者
家を作るためには様々な業者さんが入ります。
- 基礎屋さん
- 大工さん
- 電気業者さん
- 水道屋さん
- 畳屋さん
- 左官屋さん
- タイル屋さん
これは1例であってもっと沢山の業者さんが関わると思うのです。
これらの業者さんは地域によりそれぞれが契約だったりをして協力業者さんが作業をされることと思います。
家の建築にあたっては一条工務店さんの現場監督さんがスケジュールを組みます。
他の現場の進捗状況などを確認しながら各業者さんが入れ替わり立ち替わり作業をしながら家が出来上がっていくわけですね。
それぞれの業者さんはお仕事の中での取引もありますしその中で取り扱える品物なども変わるでしょう。
設定外品の取扱いに差が出てくる理由
このように地域ごとに担当業者さんが違うことから出てくるのが
- そもそも取扱が出来るかどうか?
- その際に掛かるオプション費用
という差になります。
設定外品については多くの場合には同じように採用が出来るのだと思います。
しかしこのような事から一部商品においては取扱が出来なかったりお値段に大なり小なり差が出てくることは理解しなければいけません。
オプション料金に差が出る例
我が家ではリビングのど真ん中に畳コーナーを設置しました。
我が家の設計当初はブログなどでこのようにリビングのど真ん中に畳コーナーを設置した例はかなり珍しい例だったと思います。
しかし現在ではこのような間取り設計もよく見かけるようになってきましたね。
畳は一般的に「コガネ」か「ワカクサ」の2色になりますが我が家では拘りを持って特別色を採用しています。
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我が家はi-cubeなので半帖畳(琉球畳)にするにはオプション料金として
- 畳変更料金 10,000円/枚
が必要になります。
しかし我が家の採用した清流カクテルフィットに変更することにより
- 特別色変更料金 2,000円/枚
- 合計畳変更料金 12,000円/枚
という追加料金が掛かりました。
一方でこの特別色変更料金が8,000円/枚近く掛かる見積もりが出た地域もあったようです。
どれだけ差があるかが分かる結果ですね。
一般的な製品に関しては多くは似たような値引率で導入できると思うのでそこまで大きな金額差は出ないと思います。
しかし物によってはこのように大きな値段差となってあらわれる例もあるようです。
このように私を含めて設定外品のお値段を公表している方も多いですので参考にされる方も多いと思います。
一方で担当地域の業者さんで取扱う事が出来なければ採用することさえ出来ません。
またそのお値段は大なり小なり変わる可能性があるという事はしっかりと理解することが必要かなと思います。
という訳ではないことをご理解ください。
本部に確認するのが面倒?
ここでよくあるのが営業さんが簡単に発するこんな言葉なのかなと思うのです。
設定外品を導入するにあたっては多くの確認作業が必要になります。
もちろん施主さんが望むものについては稟議案件になったりするものもあるでしょう。
しかし色々な方の間取り相談に乗っていると明らかに営業さんが間違った使い方をしているのでは?と思う例があります。
多くが「稟議である」という言葉を使うことにより施主さんが諦めることで自分の作業が減るのでは?という事が見え隠れしてしまう場合があるのです。
再熱除湿方式が無くなったRayエアコンをキャンセルして別のエアコンを採用することを稟議だと言う営業さんも居たという事です。
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また一般の施主さんに「設定外品ですね」などと区別して説明するのが面倒でついつい稟議ですという言葉を発する営業さんもいるのかもしれませんね。
結果的にしっかりと確認・対応してくれればそれで良いです。
最終的には稟議案件であれば着手承諾時に稟議書にサインをする必要もありますからね。
まとめ
稟議案件に比べて設定外品というのは一条工務店さんが取扱出来るかどうか?を確認するだけなのでそこまでハードルの高いものではないかなと思います。
確認するだけと書くとこれを読んでいる営業さんなどはイラッとされるかもしれませんね。
しかしながら営業さんによっては先程のRayエアコンの例に漏れず不必要なほど「稟議」という言葉を多用する例が多いのではないかとも思うのです。
施主さんにとっては一生に一度かもしれない家造り。
稟議案件は大変だとしても設定外品を導入できるだけで完成し暮らした時の満足度は全く違うものになると思います。
その為に設定外品として導入できそうなものは是非とも尽力していただければなと思います。