今回は入居後Web内覧会としまして、キッチンシンク周りの紹介をしてみたいと思います。
対面キッチンを採用される方が多いのに対して我が家では壁付けのL型キッチンを採用しています。
キッチン収納に関しましても家電収納などを使って「隠す収納」を求める方も多い中で我が家は「隠さない収納」とも言えるかもしれません。
- 使用頻度の高いものは極力手元に置いておきたい
- しかし乱雑なイメージにはしたくない
- 掃除などはしやすくしたい
こんな希望から我が家ではカワジュン(KAWAJUN)のハンガーレールを使用したキッチンシンク周りの設計計画をしました。
キッチン周りの計画については間取り紹介をご覧いただけますと詳しく書いてあるかなと思います。
https://www.maboko.net/category/layout/kitchen/
また入居前の様子(入居前内覧会)につきましてはこちらの記事で紹介しております。
https://www.maboko.net/preview-17/
今回はこの入居前の状態から設計時の計画のようにどこまでシンク周りを仕上げることが出来たのか?その見栄えや実際の使い勝手はどうなのか?を紹介してみたいなと思います。
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キッチンシンク周り全景
まずは全体の様子を紹介しましょうか。
キッチンシンク前にはお気に入りの正方形の三連窓が並んでいます。
格子の入った正方形窓って本当に可愛いと思います。
シンク周り以外にも写り込んでいますが普段はこのような感じになっています。
グラスやマグカップなどは1日使った分を毎晩まとめて食洗機で洗うので、グラスなどが全て揃って並ぶのは朝の限られた時間だけですね。
使用後はそのまま食洗機の中に入れるので、基本的には夜にはグラスが並んでいない状態になります。それ以外は特別に片付けてもいない普段の夕食後のキッチンシンク周りかなと思います。
こちらが物を撤去した状態の写真になります。
一条工務店のキッチンとして最初に装備されている物が色々と無かったりします。まずはそれを紹介してみましょうか。
入居前の状態から撤去したもの
それでは我が家で撤去したものを紹介しましょう。我が家ではこれらを撤去することを前提としてキッチンシンク周りの計画を進めました。
排水口の蓋や水栓など
こちらの蓋的な物は排水口の中の通気を妨げてカビやヌメリの原因になりますのでまったく必要が無いなと思っていました。
排水口のゴミ受け網に入った生ゴミなどが見えないようにという部品だと思うのですが、溜まった生ゴミは直ぐに撤去しますし問題はありません。
また、水栓はシンクに水を貯める際に必要になりますので捨ててはいけません。
換気扇の掃除などをする際にシンクに水を溜めたい時が出てきますのでしっかりと保管しておきましょう。
穴の空いた水切り板
次はこの穴の空いた水切り用の板です。
この上に洗った食器や野菜などを置いたりするのが本来の使い方なのでしょうか?穴の中まで綺麗に洗えませんしカビやヌメリの原因になります。
食洗機で洗えば良いようにも思えるのですが、四隅にゴムの部品がついているので食洗機に入れて良いのかも分かりません。
よってこちらは汚れる前に撤去し、その代わりに洗った食器などを置くカゴを別途設置することにしました。
スポンジや洗剤などを入れる網カゴ
水切りカゴ的な物を置くとどうしてもシンクが狭くなります。
またスポンジを置く場所は旧宅でも綺麗に維持するのが大変な場所でありました。毎日使っているとどうしても水垢などで汚れてくるんですよね。
よってこれも潔く撤去することにしました。
特にもこのスポンジなどの置き場所に関しては設計時から頭を悩ませました。
スポンジなどはワイヤークリップで挟んで吊り下げました
スポンジや洗剤を入れるカゴを撤去する代わりに、設計当初からスポンジはワイヤークリップ等で挟んで吊り下げる方法を考えていました。
しかしながら一条工務店さんで採用できるキッチンでは壁からの距離が結構あるんですよね。
スポンジから水滴などが落ちる可能性を考えると壁からの距離を稼ぎ、シンク上に吊り下げる必要がありました。
結果としてこのような方法でスポンジ類を吊り下げて収納しています。
このように吊り下がったスポンジがシンク内に収まるように計画通りになってくれました。
吊り下げ部はカワジュンのハンガーレール用のシェルフにホームセンターで手に入れた金具を取り付けまして、ワイヤークリップ吊り下げ口としました。
下から見るとこのようになっています。金具の取り付けに関しましては当サイトで何度か紹介しておりますこちらの両面テープを使用しました。
この両面テープ本当に便利です。こちら設置しましてからおよそ1年になりますが1度も剥がれたことはありません。
食器洗いのスポンジは無印良品のステンレスひっかけるワイヤークリップを使っています。
また水筒などを洗うための長い柄のスポンジに関しても、無印良品のステンレス横ブレしにくいフックを使って吊り下げています。
これで見事なほどピッタリと吊り下がってくれました。
それではこのスポンジなどを吊り下げられるように設置されたカワジュン(KAWAJUN)のハンガーレールを紹介してみましょう。
カワジュン(KAWAJUN)ハンガーレール
採用しましたのはカワジュンさんのハンガーレールになります。
http://www.kawajun.jp/hardware/products/accessory/kitchenaccessory/item2361
こちらのレールと関連商品であるシェルフやタオルハンガーを採用しています。
ハンガーレールは特寸対応といって自分の必要な長さにカットしてもらった状態で注文が出来ます。
我が家ではクオリティキッチンの右端からキッチンシンクの左端までの長さで設計をしたので既製品のL=1650という長さで商品を注文し、L=1300という長さに特寸対応(カット)してもらいました。
これにより注文から設置まで全てを一条工務店さんにお願いする事が出来ました。
我が家の場合は設置面がキッチンボードのセラール施工になっています。素人ではボードにヒビが入るなどの危険性が高いのでDIYなどは考えずに大工さんに取り付けて貰ったようが良さそうです。
また取り付け予定の方は壁補強も忘れずにお願いしてくださいね。
食器用ふきんの置き場としてタオルハンガー
我が家では食洗機をフル活用していますが、やはり手洗いしなければならない物は出てきます。
その食器を拭くふきんを干す場所としてタオルハンガーを設置しました。
こちらは浄水器水栓と水ほうき水栓の上に配置しました。
食器用のふきんは有名なあっちこんちふきんを使用しています。
一般的なふきんに比べてお値段は張りますが、拭き残しもなくお値段に見合う使い心地でおすすめのふきんです。
洗剤置き場としてのシェルフ
先程スポンジなどの置き場所としてワイヤークリップを吊り下げる金具を取り付けていたシェルフです。
http://www.kawajun.jp/hardware/products/accessory/kitchenaccessory/item2104/2
ハンガーレール用シェルフはこちらの商品になります。
スポンジなどは吊り下げることにより定位置が決まりましたが、食器用洗剤などの置き場所は代替場所が決まっていませんでしたね。
通常はまな板置き場などに置きがちになる洗剤系ですが絶対にこの辺には置きたくありませんでした。
洗い物などをしていると水はねする場所ですし、シンクを使用後に拭き取り作業をする際にその都度洗剤を移動しないと拭き取り作業が出来ないような仕様にはしたくなかったのです。
結果としてこちらのシェルフの上に食器用洗剤と手洗い用の泡石鹸ボトルの定位置を作りました。
洗った水筒を立てかける場所
我が家では妻が毎日水筒を使うのですが、水筒って洗った後に乾かさなきゃならんので置き場所に結構困るんですよね。
こちらの場所に洗った水筒を立て掛けておける定位置を作りました。
100均で買った箸置きを窓枠に両面テープでちょいっと貼り付けまして、洗った水筒を立てかけて置ける場所を作りました。
箸置きの湾曲がちょうど水筒が倒れないように保持してくれるんですよね。蓋なども脇において朝まで乾くのを待つ場所になります。
普段使いのグラス置き場としてのシェルフ
毎日使うグラスって皆さんはどこに収納してらっしゃるでしょうか?
我が家では毎日使うグラスやマグカップなどは引き出しなどを開ける作業をせずに気軽に使えるようにしたいなと思って収納場所を考えました。
先程紹介した洗剤などを置く場所として設置したシェルフに更にシェルフを3連で繋げてみました。
結果としてシェルフが4連で並んで1つの棚を作ったような形になっております。
このようにグラスを置く場所にはタオルなどを敷いてグラスやマグカップを置いています。
コーヒーなどを淹れる場所
こちらのシンク右側の場所は普段からコーヒーなどを淹れる場所として使っています。
ティファールのケトルを置き、冷蔵庫に保管しているコーヒー豆だったりを移動してきて作業がしやすいように考えています。
こちらは100円ショップのセリアで購入した小物入れに必要な物を入れています。左側から
- 子供が頻繁に使うストロー置き場
- ドリップコーヒーのフィルター・スプーン・スティックタイプのカフェオレなど
- ドリップコーヒーに使う折り畳めるドリッパー
を吸盤で壁に貼り付けた小物入れに入れています。
我が家のような壁付けのキッチンの場合はシンク前面は全てキッチンボードであるセラールが貼られています。
IH周りは油ハネなどもありますし掃除を考えると何も貼り付けたくないのですが、シンク周りであればあまり気にせずに吸盤でペタペタと収納スペースを作ることが出来ます。
取り外しや移動も気軽に出来ますので隠れたセラールの利点かなと思います。
なぜわざわざ小物を吊り下げているのかというと、キッチン天板の上に物を置きたくなかったからです。
一日の最後の拭き掃除の際に物を極力動かさずに掃除が出来る事を目標に考えました。
ティファールのケトルだけは現在の配置的に諦めるしか無かったのが残念です。
計量カップ置き場
お湯を量る際に使う計量カップも直ぐに使えるように置いてあります。コーヒーはハンドドリップで淹れているので、毎朝計量カップが必要になります。
こちらの計量カップは一条工務店さんの年始の福袋的な物に入っていたものですね。
使用後にこちらに戻した際に、万が一残ったお湯(水)が垂れてもシンク内に垂れてくれるようにしました。
排水口の網は2枚をローテーション
それではシンク内に戻りましょう。排水口にありますゴミ受けの網は2枚をローテーションしながら使っています。
こちらの商品が近所のホームセンターにも売っていました。
樹脂シンクのゴミ受け網は汎用品が出回っておらず一条工務店さんに手配してもらうしか無い現状だと思いますが、ステンレスシンクの場合は汎用品がありそうです。
こちらを1枚追加して2枚有る状態で使用しますと、食洗機を回す際には使った1枚を食洗機に入れ残りの1枚をシンクで使うというローテーションが組めます。
水切りカゴはケユカ(KEYUCA)製を使用
シンク内で使っている水切りカゴはケユカ(KEYUKA)の製品になります。
長さはシンクに合わせてカゴをスライドさせる事ができるのでサイズはピッタリです。
稀に可動部がズレてシンクに落ちますけど、脚の部分には保護具も付いているので傷などの心配はなさそうです。
食器洗いは基本的に食洗機を利用し平日は1日1回夜に稼働させています。
- 食洗機に入り切らないもの
- 食洗機に入れられないもの
- 直ぐに洗って使いたいもの
などの手洗いが必要な物は必ず出てきます。水切りカゴが無ければシンクはとても広くなって使いやすいのですがやはり水切りカゴは必須でした。
シンク内のスペースは圧迫してしまいますが、シンクを一時的に広く使いたい時は直ぐに右のスペースにカゴを移動できますので問題はありません。
むしろ普段からシンクの左右スペースを有効活用できる点からもシンク内に定位置のがある方がスッキリしてて良いなと思います。
キッチンシンクのマット
我が家で採用していますステンレスシンクですが、何も対策をせずに使っているとシンク表面に傷などもついてくると思います。
こちらにはシンク使用時にはマットを敷いています。
使っているマットはこちらの製品になります。
選んだポイントは3つ
- 食洗機に入るサイズであること
- 食洗機に入れて良い耐熱温度であること
- デザイン製を求めた開口部が無いこと
です。
キッチンシンクのマットを検索すると花柄や葉っぱ柄のデザイン的な穴が開いているものもよく出てきました。
しかし隙間にゴミが溜まったり食洗機に入れた際に乾燥がしきれずに水分が残っていることもありそうだったので、あえて穴的な物がないマットを探してこの商品にたどり着きました。
こちらのマットですが長辺の長さが42cmなので我が家で採用しています食洗機にピッタリと入るんですよね。
また耐熱温度も230℃なので安心して食洗機に入れる事が出来ます。
こちらのキッチンシンクマットも毎日の作業が終わった後に食洗機に入れてしまい、朝に取り出すという生活になっています。
1枚でローテーションせずに使っているので夜間をメインとした食洗機を稼働する時間に関してはシンク内にマットがない状態です。
夜などにどうしてもシンクの中に置きたい物が出た時は排水口の網の上に置くようにしています。
手拭きタオルはキッチン上部に
手拭きのタオルなどはシンクの取っ手などに掛けていらっしゃる方も多いかと思います。
しかしながら濡れた手を取っ手まで持っていく間に水が垂れたりするのを嫌って、我が家ではキッチンの上に手拭きタオルを置いています。
また我が家ではキッチンの足元のマットなども基本的に置いていないことも一因としてあります。
このように無造作に置かれたタオルは濡れた手なども拭きやすいですし、何よりシンク周りに水が跳ねた際などにちょいちょいっと拭き取り作業が出来る点からも使いやすいなと思っています。
また手拭きタオルと言いながら実はお風呂で使わなくなったバスタオルが2軍落ちしてきた物だったりします。
大判のタオルはちょっと広げると大きめの鍋なんかも置けたりしますし手拭きタオルというサイズに拘らなければ使い勝手が良いものです。
まとめ
今回は我が家のキッチンシンク周りの紹介でした。
インスタ栄えなどを求めて何も置かれていない綺麗なキッチンを作ろうと思えば、普段から使っている物を見えない場所に隠してしまって写真を撮影すれば簡単なことです。
しかし実際に生活をしているとそれでは使いにくいキッチンになりそうだなと感じてしまいます。
我が家ではキッチンを見られて困るような来客はほとんどありません。入居宅訪問もダメな物件ですし。
カワジュンのハンガーレールなどを用いたキッチン周りの計画は、一条工務店で一般的に採用される方の多いスマートキッチンなどの方には参考になる点は少ないのかもしれませんね。
しかしながらやはりこの壁付けタイプのキッチンはLDKの広さを確保するための有効な手段の1つであることは間違いないと思います。
キッチンを含めたLDKの広さに困っている方は、新居は対面キッチンが当たり前!という先入観に囚われずにもう一度壁付けキッチンのメリットを思い出して欲しいなと思います。
そのような計画をされる際には、カワジュンのキッチンレールなどのツールを使ってこのような自分好みのキッチンを作ることも可能かなと思います。
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